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名づけに「梅雨」が影響?毎年6月に急増する名前とは?【赤ちゃんの名付け】

  • 2021.7.15

ベビーカレンダーは、毎月赤ちゃんの名づけトレンドを調査、発表しています。2021年6月生まれの女の子4,881名を対象に、赤ちゃんの名づけトレンドを調査しました。6月生まれの女の子に人気の名前TOP10をランキングでご紹介いたします。梅雨の季節に毎年増加する名前が明らかに!

1位 紬(主なよみ:つむぎ)

2019年名前ランキングでは4位、2020年は2位にランクインした「紬(主なよみ:つむぎ)」。5月の3位からランクアップして、6月は1位を獲得しました。古風で日本的な「レトロネーム」の一つで、2020年漢字ランキング42位にランクインしています。

「紬」は紬糸で織られた美しく丈夫な絹織物を意味し、江戸時代には普段着として愛用されていたほど。「紬のように丈夫な縁や絆に恵まれますように」という願いが込められているようですね。

2位 葵(主なよみ:あおい)

2019年名前ランキング3位、2020年は7位にランクインした「葵(主なよみ:
あおい)」。「葵」は5月19位から、6月は2位へ大きくランクアップしました。2020年漢字ランキングでは14位にランクインしている人気の漢字です。

「葵」はアオイ科の多年草を意味し、太陽に向かって咲くことから、「葵の花のようにすくすくと明るく育ちますように」という願いを込めて名づけてもいいですね。

また、6月は「葵月」という別名もあることから、6月生まれのお子さんの名前で多く名づけられたと考えられます。

▲タチアオイ(立葵)

3位 芽依(主なよみ:めい)

2019年名前ランキング8位から、2020年は4位へとランクアップした「芽依(主なよみ:めい)」。5月は英語で「MAY(メイ)」。そのため、5月生まれに「めい」とよむ名前が増加する傾向にあり、5月は1位を獲得。6月も引き続き人気が集まりました。

草木が芽吹く様子を表す「芽」に、頼りにするという意味がある「依」を組み合わせた名前です。緑がすくすくと育つこの時季らしい名前で、エネルギッシュでありつつもやさしさを感じるようですね。

4位 陽葵(主なよみ:ひなた、ひまり)

2019年・2020年と2年連続名前ランキング1位の「陽葵(主なよみ:ひなた、ひまり)」。

太陽や明るい場所を連想させる「陽」に、葉が太陽の方向を向いて育つ草花の「葵」を組み合わせた、明るさを感じる名前です。「太陽のようにあたたかく、葵の花のように品格のある女性に育ちますように」という願いを込めて名づけてもいいですね。

4位 陽菜(主なよみ:はるな、ひな)

2019年名前ランキング14位から、2020年は10位へとランクアップした「陽菜(主なよみ:はるな、ひな)」。2021年3月、4月は1位、5月は7位にランクインしている、最近注目の名前です。

日の当たる丘や、あたたかい太陽を意味する「陽」に、菜の花を連想させる「菜」を組み合わせた春らしい名前で、女の子に人気の「菜の花ネーム」の一つでもあります。

6位 結月(主なよみ:ゆづき、ゆつき)

2019年名前ランキング9位から、2020年は4位にランクアップした「結月(主なよみ:ゆづき、ゆつき)」。2021年5月は4位にランクインしており、2カ月連続のTOP10入りです。

人とのご縁や結びつきを表す「結」に「月」を組み合わせた名前で、夜空に輝く美しい月を連想させるようです。

7位 凛(主なよみ:りん)

2019年名前ランキングでは2位、2020年は3位にランクインした「凛(主なよみ:りん)」。「凛」は「きりっとしていて隙が無い」という意味を持ち、2020年の漢字ランキングでは38位にランクインしています。

「凛々しい」「凛とした」などにも用いられることから、自分の人生を毅然とした態度で歩んでほしいという願いを込めて名づけてもいいですね。

7位 澪(主なよみ:みお)

2019年名前ランキングでは11位、2020年は9位にランクインした「澪(主なよみ:みお)」。「澪」は、水の流れの作用で細くなったさまや水路を意味する漢字で、2021年の漢字ランキングでは71位にランクインしています。

みずみずしく、どことなく爽やかな印象を受けるようですね。

9位 琴葉(主なよみ:ことは)

2019年名前ランキングでは23位、2020年は19位にランクインした「琴葉(主なよみ:ことは)」。「琴」はその字の通り、弦楽器を意味し、「まるで琴の音色のように、凛とした美しい人になるように」と願いが込められているようです。

爽やかで清潔なイメージの「葉」を組み合わせた、古風でみやびやかな印象を受ける美しい名前です。

9位 雫(主なよみ:しずく)

2019年名前ランキング83位から、2020年は65位へと大きくランクアップした「雫(主なよみ:しずく)」。5月100位以下圏外から、6月は23位へ大幅にランクアップし、6月に特に多く名づけられた名前の一つ。毎年梅雨の時季である6月になると多く名づけられています。

「雫」は水がしたたる様子を意味する漢字で、雫が集まって川になり、やがて海になることから、みずみずしさとともに強い生命力を感じるような名前です。

9位 莉緒(主なよみ:りお)

2019年名前ランキング52位から、2020年は37位へと大きくランクアップした「莉緒(主なよみ:りお)」。2021年のよみランキングでは11位にランクインしている人気のよみです。

新鮮で可憐な印象の「莉」に、「糸」や「心」を意味する「緒」を組み合わせた名前。芸能人では、元人気女優で現在はヨガインストラクターとして活躍されている松本莉緒さんが、同名で活躍されています。

6月生まれの女の子の名づけは、「葵」や「雫」など季節感を取り入れた名づけ目立っていました。


<調査概要>

調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」「ベビーカレンダー全員プレゼント」のサービスを利用された方
調査期間:2021年6月1日(火)~2021年6月25日(金)
調査件数:9,961件(男の子:5,080件/女の子:4,881件)

文/福島絵梨子

ベビーカレンダー編集部

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