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知ってた? 野菜や果物の正しい保存法

  • 2021.7.15
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整頓された冷蔵庫は気持ちがいい。そこで今回、片付けコンサルタント近藤麻理恵さん流オーストラリア人コンサルタント、ジェマ・クイン氏に、食品廃棄物を減らし、キッチンでの作業をスピーディーにするためには、冷蔵庫内をどう整頓すればいいか教えてもらった。

ただその過程において、食品廃棄物の削減に関連する別のことについて考えてみた。それは既にある果物や野菜をどう長持ちさせるかということ。

Good & Fuglyで臨床栄養アドバイザーを務めるケイリー・フォード氏に、食材を正しく保存して食品廃棄物をなくす究極ガイドを伝授してもらった。Good & Fuglyチームは状態が悪かったり、奇形な果物や野菜を回収し、消費者に新鮮で旬なものの詰め合わせを届けるビジネスを行っている。

スーパ―マーケットでは商品の見た目に基準があるため、良質な食材でも消費者の食卓にのぼらないことが多数ある。Good & Fuglyは地球を守るために手頃で、便利に、おいしいものを提供するというミッションを掲げ活動している。オーストラリア版ウィメンズヘルスより詳しく見ていこう。

では、以下ケイリー氏の食材保存アドバイスをいくつか見ていこう。

1. 葉野菜 - 水でゆすいでからペーパータオルで包む。密閉して冷蔵庫で保存。葉を傷めないように優しく。

2. アボカド - カットしたらレモン汁を少量絞ってから、密閉容器またはジッパー付きポリ袋などに入れておく。レモン汁のビタミンCは抗酸化作用があり、アボカドが褐色化してしまうのを防ぐ。

3. バナナ - 食べ頃になったら冷蔵庫で保存。皮が茶色くなるが、新鮮さを維持できる。

4. キノコ - キノコは直射日光に当てることで、太陽からビタミンDを吸収! (ヒダ部分を上向きに)2-3時間直射日光に当ててから、紙袋に入れて冷蔵庫で保存。

5. リンゴ - リンゴはエチレンというガスを放出し、他の果物の熟成を促してしまう。熟しかかっている果物や野菜からは離して保存しよう。

6. ニンニク - 野菜室あるいは密閉容器に入れて冷蔵庫で保存すれば、2週間くらいまで保存できる。

7. ショウガ - 冷凍すれば6カ月ほど新鮮さを保てる! 小分けにして冷凍するか、すりつぶしてジッパー付きポリ袋や容器に入れて保存しよう。

8. コリアンダー - 新鮮さを持続するためにガラス瓶やタンブラーに少量の水を入れて、冷蔵庫で保存しよう。

9. バジル - 冷蔵庫の野菜室でも1-2日しかもたない非常に繊細なハーブ。製氷皿にバジルの葉を入れ、上から水や白ワイン、オイルなどを注いで冷凍する。そうすれば数日ではなく数カ月は保存できる。

10. ブロッコリー - リンゴやバナナ同様、ブロッコリーも野菜や果物を傷めてしまうエチレンガスを放出する。エチレンが溜まり、ブロッコリーが腐ってしまうのを防ぐため、ビニール袋でふわりと包み、袋の口は開けておこう。

11. ナシ - 冷蔵庫の果物スペースに移す前に、ボウルなどに入れて常温で熟しておこう。熟しすぎてしまったナシは、スライスするか小さく切って冷凍しておき、後で焼き菓子に使ったり、スムージーに加えたりしてみて。

12. トウガラシ - 冷蔵庫の野菜室に入れる際に乾いていないと、すぐにぬるぬるしてきてしまう。余分な水分を吸収するためにペーパータオルで包んでみて。

13. ニンジン - 乾いた状態で置いておく代わりに、細長くカットして容器に少量の水で漬けておけば、おいしくすぐに食べれるスナックができる。画期的!

14. キュウリ - キュウリは水分量が多いので、腐敗を防ぐために密閉性の容器や袋に入れてすぐに冷蔵庫で保存するのがベスト。

15. セロリ - ホイルでしっかり包むか、ビニール袋に入れて口を閉じ冷蔵庫で保存すれば約2週間ほど鮮度を保てる。セロリは冷凍にも適しているので、後で食事に使うように小さく切っておくことも可能。

16. ブドウ - 茎がついたまま、口の空いたビニール袋に洗わずに入れて冷蔵庫で保存する(または穴をあけたオリジナルのビニール包装でもいい)。水分が多すぎるとブドウの保存可能期間が短くなってしまう。また、ブドウは匂いを吸収するため、匂いが強い野菜(ニンニクやタマネギなど)からは離しておこう。

17. レモン/ライム - 柑橘類が腐る前に使い切れない場合、皮のついたままスライスして冷凍しておき、後にドリンクやお菓子作り、スムージーなどに使用しよう。

18. トマト - 香りを最大化させるために、冷蔵庫に入れず新鮮な状態で味わうのがベスト。直射日光の当たらない場所に、常温でフタをせず保存し、(もし必要であれば)冷蔵庫の野菜室に入れて適度に熟成させよう。

19. カリフラワー - 房の切り分けよりも、カリフラワーは丸ごと買う方がいい。なぜなら切り分けられたものは、葉がついてそのままの状態のものよりも腐敗が早いため。すぐに口の空いたポリ袋に入れて、冷蔵庫の野菜室で保存しよう。

20. パセリ - レタスなどの葉野菜同様、パセリを丸ごとゆすぎペーパータオルで包んだら、ジッパー付きのポリ袋などに入れて密閉すれば、約2週間保てる。

※この記事は、オーストラリア版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Nikolina Ilic Translation: Asami Akiyama

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