ボーイスライクなスタイルもしてみたい！ 彼にヒミツの試着室

いつも仕事に夢中なボーイフレンド。その理由を探るため、こっそり彼のワークウエアを纏ってみた。私が着ることで生まれるダボっとしたサイズ感や、ワークウエア由来の機能美にすっかり虜に……。

 

着て育てるカバーオール男のロマンに袖を通してみる

ドイツ生まれの《フランクリーダー》のカバーオール。「“着て、馴染ませて、破れやダメージなどが出てきてこそ洋服は完成する”というブランドのメッセージが素敵なんだ」と得意げに語る彼の目を盗み、パールのネックレスやキャップ、メガネなど、お茶目な小物使いで私らしく着こなす。

カバーオール ¥151800／FRANK LEDER（マッハ55リミテッド）、Tシャツ¥5280／H.UNIT（エイチ.ユニット）、スニーカー¥11000／MOONSTAR（ムーンスター カスタマーセンター）、キャップ¥6820／FILSON（アウターリミッツ）、メガネ¥37400／PINE（オプティカル テーラー クレイドル 青山店）、ネックレス¥25300／HERGO（ロジェ）

 

クラシカルなムードが漂うボタンタイプのY字スペンダーに挑戦

レザー部分に《エムエイチエル.》のロゴマークが施されたサスペンダー。バックのY字やボタン仕様など、慣れないデザインに手こずりながら、ひと昔前の英国ワーカーを目指してコーディネート。ワークシャツの下に白のタンクトップをのぞかせるのがポイント。

サスペンダー¥15400、パンツ¥ 27500／ともにMHL.（エムエイチエル.）、シャツ¥ 31900／ENGINEERED GARMENTS（エンジニアド ガーメンツ）、タンクトップ¥1980／Robert P.Miller（GSIアブロス）、スニーカー¥17600／MASTER&Co.（マッハ55リミテッド）、メガネ¥37400／PINE（オプティカル テーラー クレイドル 青山店）

 

海辺がよく似合うフレンチマリンなパイロット!?

ブルー×ホワイトのシャツブルゾンを主役に、デニムのハーフパンツ、スカーフを合わせて、爽やかなパイロット風スタイルを堪能。実はこのシャツ、英国空軍「ロイヤルエアフォース」の名作、MK-3がデザインベースになったミリタリーな1着なんだって。

シャツブルゾン￥39600、スカーフ¥11000／ともにTOMORROWLAND（トゥモローランド）、ロンT ¥9900／wonderland（ノット ワンダーストア）、ショーツ¥2420 0／ENGINEEREDGARMENTS（エンジニアド ガーメンツ）、シューズ¥71500／Paraboot（パラブーツ青山店）、メガネ¥37400／PINE（オプティカル テーラー クレイドル 青山店）、ベルト¥7700／MHL.（エムエイチエル. ）ソックス／スタイリスト私物

 

無骨なオーバーオールも白×赤で女性らしく

ゴールドハンターや農民、工場労働者などに、汚れを気にせず使える便利な作業着として親しまれていたオーバオール。生成り色を活かして、ホワイトレザーのサンダルを合わせたり、真っ赤なポロシャツで色を挿したりすれば女性らしさが香る。コットンチノ素材を採用した《ハーベスティ》の1着を、彼だけに独占させておくのは勿体ない！

オーバーオール¥24200／HARVESY（ハーベストムーン）、ポロシャツ¥15400／MACKINTOSH PHILOSOPHY（マッキントッシュ フィロソフィー グレーラベル ルミネ新宿店）、サンダル¥39600／Paraboot（パラブーツ青山店）、メガネ¥37400／PINE（オプティカル テーラー クレイドル 青山店）

 

アメリカのファーマーに愛されたタフなブーツでおめかし

1905年にアメリカで創業し、110年以上もの長い間、ファーマーたちの足元を支え続けてきた《レッド・ウィング》のブーツ。そのたくましい姿に惹かれて、全体をシューズと同じベージュでまとめる。仕上げにネクタイや、ポシェットで色を挿して。出来上がったのは、よそ行きな探検家……?

ブーツ ¥41690／RED WING（レッド・ウィング・ジャパン）、ジャケット¥28600、パンツ¥17600／ともにH.UNIT（エイチ.ユニット）、シャツ¥15400／FILSON、リュック¥74800／Nigel Cabourn（ともにアウターリミッツ）、ハット¥41800／CA4LA Atelier Made（カシラ プレスルーム）、ポシェット¥19800／Scye（マスターピースショールーム）、メガネ¥37400／PINE（オプティカル テーラー クレイドル 青山店）、ネクタイ¥7700／ENGINEERED GARMENTS（エンジニアド ガーメンツ）ソックス／スタイリスト私物

 

 

photograph_Furuya Akihiro
styling_Tamura Kazuyuki
hair&make-up_Kamikawa Takae〈mod’s hair〉
model_Marta L.
edit_Chikazawa Yui〈KIP Inc.〉

 

FUDGE vol.215 2021年6月号より