1. トップ
  2. 恋愛
  3. コロナ禍で大変!「もうだめかも」と思った時に必要なもの【ひとみしょうの余談ですみません】

コロナ禍で大変!「もうだめかも」と思った時に必要なもの【ひとみしょうの余談ですみません】

  • 2021.7.12

このコロナ禍で収入が大幅に減ってしまった人は大変かと思います。と、のんびりしたことを読んでいる場合ではない人は、即座に職安に行くなどなさった方がいいのではないかと思います。

が、その前に、「もうだめかも」と思った時に必要なものについてこれからお話しますので、よかったら最後までお付き合いください。

人生は何度でもやり直せるという気持ち

「もうだめかも!」と思ったときに必要なのは、「人生は何度でもやり直せる」という気持ちです。

今の世の中って、まず「権力」に好かれないと\(^o^)/オワタ といった雰囲気がありますよね。たとえば、芸能人でも、素晴らしい芸をする弱小プロダクション所属の人はなかなかテレビに出られませんし、そのことをきっと多くの人は知っているでしょう。権力に好かれないとなにかと無理なのだ、と――。

芸能人ではないわたしたち一般人にとっては、「新卒至上主義」が大きな壁でしょう。

新卒時に「いい」会社に就職できなければ\(^o^)/オワタ

いざ転職を、と思って、成功する人もいるものの、転職を繰り返すたびに「ブランドバリュー」が下がり続け、いまや……。

今の世の中には「最初にいいポジションを獲れなかった人はその先もずっと\(^o^)/オワタ」という風潮があります。

が、人生の成り立ちから見れば、そういうのはすべて嘘です。

40歳で医学部に入学した女性

5月26日の東京新聞のウェブ版に、40歳で医学部に入学した女性が紹介されていました。結婚や子育てをしながら医学部で勉強し、国家試験に合格したその女性は、インタビューのなかで「人生は何度でもやり直せる」と言っていました。

なにも「すごく」勉強のできる女性ではありません。そのことをご本人はとても正直に告白しています。

と書いても、医学部を「別世界」と感じる方もいらっしゃると思いますので、別の例を。

世の中には、通信制の大学や大学院があります。通信制という名前であっても、ちゃんと校舎があって、通える人は通ってください、夜間や土日にも授業をしますから、というところもあります。

そういうところに行くと、人は何回でも生まれ変われるという言葉の意味がよくわかります。意味どころか、その温度感がありありとわかります。

人生をやり直したいと思えば

コロナ禍で大変な人は、まずは当座の生活費をどう工面するか、というのが大変でしょうから、そう悠長なことを言っていられないかもしれません。

もしそうであるなら、状況が落ち着いてからでいいので、考えてみていただきたいのですが、人って、人生をやり直したいと思えば、自発的になんらかの勉強をする生き物らしいのです。

学校の、あの、偏差値を高めるための嫌なお勉強だけが勉強ではないですよ。

なんらかの資格のための勉強や、ボランティア活動に必要な知識を得るための勉強も、立派な勉強です(というか、それこそを本当は勉強と呼ぶのであって、今の日本はどうかしているのです)。

ものすごく大変なときは、とにかく「今日食うため」にどうにか頑張るしかないでしょう。

しかし、ちょっと大変なとき、もしもあなたが生まれ変わりたいと思うのであれば、なんの勉強をしようかなと考えてみてはいかがでしょうか。

いや、勉強しようかな、ではなく、自分は本当はなにを勉強したいと思っているのだろう?と問いかけてみてください。

きっと生まれ変われます。

※参考 ひとみしょう『自分を愛する方法』玄文社(2020)

(ひとみしょう/作家・キルケゴール協会会員)

元記事で読む
の記事をもっとみる