1. トップ
  2. 恋愛
  3. TOMORROW X TOGETHERのニューアルバム『The Chaos Chapter: FREEZE』を紐解く5つのキーワード

TOMORROW X TOGETHERのニューアルバム『The Chaos Chapter: FREEZE』を紐解く5つのキーワード

  • 2021.7.12

世界中で注目を集めているTOMORROW X TOGETHER。今年2月に発売した『S Cawaii!』 初のメンズ特集号『イケメンだけ。』の表紙も飾っていただきました! そんなTOMORROW X TOGETHERが6月にリリースした2ndアルバム『The Chaos Chapter: FREEZE』は、彼らにとってどんなアルバムなのか? リリースに先立ち全世界に向けて配信された会見を振り返り、アルバムについて紐解いていきます。

【KEYWORD1】
TOMORROW X TOGETHERの第2章

アルバム『The Chaos Chapter: FREEZE』は、『THE DREAM CHAPTER』に続く第2章の序幕という位置づけ。タイトルの『FREEZE』には「日常が揺らぐ経験の中で、何もできず凍ってしまった少年の物語を描いています」(YEONJUN)という意味が込められている。

null



「僕たち自身に似ている”私と君”を表現した『THE DREAM CHAPTER』に続いて、今回の『The Chaos Chapter』で描いているのは、世界の襲撃に何もできずに凍ってしまった少年の物語と、心に傷を負った少年の救いになった君との出会い。以前より感情が深まるチャプター(章)です。そんな感情をステージでは表現したいと思っています」(SOOBIN)

null



【KEYWORD2】
タイトル曲『0X1=LOVESONG(I Know I Love You)feat.Seori 』に込めた想い

ハイブリッドポップ・ロックというジャンルに分類されるこの曲は、「混乱に陥った少年の前に、自分を見つけてくれた1人の少女が現れます。何もかもが不確かな世界の中で、その少女に向けた愛だけは確実だと信じる少年の自己確信的なラブソングです」(HUENINGKAI)

null



この曲の読み方は「ゼロバイワン」。0に1を掛けて、その答えが「LOVESONG」になるという、数式を使ったユニークなタイトルだ。

「すべてがゼロであるこの世界で、悲しみで心に穴が開いてしまった少年が1人の少女に出会うというラブストーリーを数式で表現しました」(BEOMGYU)

null



「僕たちは曲のタイトルが長いことで有名なので、今回は短いと思われるかもしれませんが、サブタイトルまで含めた正式な曲名は『0X1=LOVESONG(I Know I Love You) feat.Seori』なので、けっして短くはないと思います(笑)。でも、曲をうまく表現したユニークでかっこいいタイトルで気に入っています。0に1をかけたら0、じゃなくて何で答えが「LOVESONG」なのか?というところに好奇心をくすぐられるのではないかと思います」(TAEHYUN)

null


【KEYWORD3】
アルバム制作に携わった人たちがすごい!

今回は新人ながら世界から注目を集めるシンガーソングライターSeori(ソリ)とのフィーチャリングも話題に。彼女の独特の歌声が5人のハーモニーとマッチし、曲のクオリティをさらに押し上げている。

「僕は音楽に決められた答えはないと思っているのですが、ソリさんが歌ってくださった部分を聞いた時、「あ、これは正解だ!」と思いました。ソリさんは、僕たちだけでは考えられなかった方法でこの曲を解釈して、表現してくれました。僕たち5人の声ともすごくよく合っていて、驚きました」(TAEHYUN)

さらに、『0X1=LOVESONG(I Know I Love You) feat.Seori』の作詞はBTSのRMが担当。先輩が書いてくれた歌詞に、メンバーも喜んだそう。

「パン・シヒョク プロデューサーがこの曲の歌詞を書くのに3週間くらい悩まれていたそうで、そんな時にRMさんに、曲を聴いてみてよかったら歌詞を書いてみてほしいとお願いしたら、快く受け入れてくれたそうです。タイトルについても、他の名前も候補に挙がっていたのですが、その時に『0X1=LOVESONG(I Know I Love You) feat.Seori』が一番魅力的だと言っていただいて、このタイトルに決まったそうです」(SOOBIN)
「RM先輩がタイトル曲の作詞を書いてくださったと聞いて、たまたまその日に事務所でお会いしたんですが、『本当にありがとうございます』とご挨拶をしたら『かっこよく歌ってくださいね』と言っていただきました。この場を借りてもう一度ありがとうございますとお伝えしたいですし、僕たちの歌をRM先輩に気に入っていただけたらうれしいです」(HUENINGKAI)

【KEYWORD4】
メンバー全員がアルバム制作に参加

今回のアルバムにはメンバー全員がいずれかの曲に作詞・作曲で参加していることも大きな特徴。『Ice Cream』の作詞にSOOBIN、『What if I had been that PUMA』の作詞にYEONJUN、TAEHYUN、BEOMGYU、『No Rules』の作詞にYEONJUN、TAEHYUN、BEOMGYU、HUENINGKAI、『Dear Sputnik』はTAEHYUNが作曲・作詞、HUENINGKAIが作詞とプロデュースを担当、『Frost』はYEONJUNが作詞に参加している。

「僕は『Ice Cream』の作詞に参加したのですが、小さいけれども確実な、そして少しの意地悪がもたらす幸せを意味する”小悪幸”をテーマに歌詞を書きました。マインドマップを作成して、思いついたすべての語彙を書きあげて、その中から単語を選ぶという方法で歌詞を書きました。悪童のような歌詞なので、楽しんで聴いていただきたいです」(SOOBIN)

null



「2つのうちの1つを選択するという”究極の選択”をモチーフに、人生で1つだけを選択することについて考えながら、『What if I had been that PUMA』の歌詞を書いてみました。僕にもこんな選択の瞬間があったのかな、あったとしたらどんな感情を抱いたんかな、ということを考えてみました。おそらくたくさんの方に共感していただける歌詞ではないかと思います」(BEOMGYU)

null



「『No Rules』は、コロナのパンデミック以降、ルールがなくなってしまった世界に直面する十代の物語を描いています。今、この時代を生きる多くの方に共感していただけるのではないかと思います」(TAEHYUN)

null



「僕が作詞とプロデュースした『Dear Sputnik』は、実は僕が小さい頃からデモを作っていた曲だったのですが、自信がなくて会社には「サンプルとして作りました」というファイル名で送りました(笑)。でも幸い、すごくいい反応をいただいて、そこから少しずつ修正を加えて、このアルバムに収録することになりました。もっと自由に楽しめる曲を作りたいと思って作ったので、いつかコンサートをすることになったらMOA(TOMORROW X TOGETHERのファンの名称)のみなさんと一緒に歌いたいです」(HUENINGKAI)

null



「僕が作詞した『Frost』は、自分に与えられた運命に初めて気付いた後、混乱する少年の心を霜(Frost)に例えて表現した曲です。強烈なサウンドと僕たちの実験的なボーカルサウンドが魅力的な曲になっています」(YEONJUN)

null



【KEYWORD5】
オリジナル英語曲を初収録

今回のアルバムに収録されている『Magic』は、TOMORROW X TOGETHERにとって初めての英語曲。昨年、『minisode1 : Blue Hour』ではアメリカのビルボード200で25位にランクインし、今回の2ndアルバム『The Chaos Chapter: FREEZE』では5位にランクアップ。先輩であるBTS同様、世界中にファンを抱えるTOMORROW X TOGETHERから世界のMOAへのプレゼントだ。

「僕たちを愛してくれている世界中のファンの皆さまへのプレゼントにしたいと思って、この曲を作りました。僕たちにとって初めてのオリジナル英語曲です。新しいチャレンジなだけに、よりよい曲を完成させたいと思いました。がんばって準備したので、MOAの皆さんに楽しんで、喜んでいただきたいです」(YEONJUN)

「片言に聞こえないように、英語の発音には気をつけました。グルーヴとディティールを生かすために繰り返したくさん練習して、魅力的な『Magic』という曲が完成しました。英語曲は初挑戦ですが、MOAの皆さんが喜んでくださることが楽しみですし、反応も気になります」(BEOMGYU)

「以前、アメリカのトーク番組「エレンの部屋」で『We Lost The Summer』を披露して海外のMOAの皆さんにご挨拶しましたが、今回は初の英語曲なので皆さんに愛していただきたいです』(HUENINGKAI)

「僕たちの名前がビルボードチャートに載った、いうことがとても不思議です。グローバルに愛されているということをあらためて知って、胸がいっぱいです。今回のアルバムもたくさん準備したので、どうぞ楽しんでください」(SOOBIN)

Text_Suhi Yoon Composition_Noriko Hata

null


元記事で読む
の記事をもっとみる