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旧正月の後にくる興味深い節日、「元宵節」のこと【週末アジア:台湾編】

  • 2021.7.12
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連載「週末アジア」は、アジアに精通している女性たちが、おしゃれなショップやカフェ、おすすめスポット、旬のニュースなどをピックアップして、まだまだ知られていないアジアの魅力をお伝えしていきます。いますぐに旅立つことはできないけれど、また旅ができる日々を楽しみに。

 

旧正月の後にくる興味深い節日、「元宵節」のこと【週末アジア:台湾編】
出典 FUDGE.jp

 

ayacoが台湾に行くようになって驚いたことの中に、「1月1日のお正月がさらっと過ぎること」というのがあります。

日本では、年末年始のお休みがあって、テレビも年末特番や年越し番組目白押しで、くるぞくるぞ!とカウントダウンして年越しをすることが多いように思うのですが、台湾で初めて年越しをした時、あっけない年越し感に衝撃を覚えました。

 

旧正月の後にくる興味深い節日、「元宵節」のこと【週末アジア:台湾編】
出典 FUDGE.jp

 

もちろん1月1日はお休みになるし、12月31日のMRTは夜通し運転していて、日付が変わった瞬間に台北101の派手な花火がドンパチすることはするのですが、日本で感じるそこに向けてのクレッシェンドが皆無なんです。
台湾人の友人に聞くと、この小さな盛り上がりでさえ、ここ十数年くらいでじわじわ始まったもので、その前はもっと平日のように過ぎたのよ!とのこと。

それもこれも、これが新暦のお正月で、台湾人にとっての本番は「旧正月」だからなんです。

 

旧正月は旧暦なので毎年日付が変わります。
だから馴染みのない日本人がうっかりその時期に訪台してしまったりしたら大変!
ほとんど休みのないお店すらこぞってお休みな上に、友人たちも里帰りしているので、観光客としてはちょっと残念なことになってしまうんです。

でも、旧正月前の台湾はとても賑やかで、迪化街などの商店街や、デパート、スーパー、色々なところで赤や金色の装飾品や縁起物が目に入り、見ているだけでワクワクします。

 

旧正月の後にくる興味深い節日、「元宵節」のこと【週末アジア:台湾編】
出典 FUDGE.jp

 

そんなお正月のすぐ後、旧暦で1月15日に当たる日を「元宵節」と言います。
この元宵節に行われる行事が、すごく個性的でとても興味深いんです。

 

「北天燈、南蜂炮、東寒單、西乞龜」
これが台湾の元宵節の4大行事。

東西南北は台湾の中での方角を表していて、
特に北部の「天燈」と南部の「蜂炮」が有名です。

 

北部の「天燈」とは、タイトル画像にもあるランタンのこと。
元宵節に平溪で行われる「天燈節」に参加すると、
まるでディズニー映画のラプンツェルの世界に入ったかのような
幻想的な光景を見ることができます。

私は今まで2回参加したのですが、
そんなことも含めて、
これから、コロナ発生前の元宵節のいろいろな体験をお話ししたいと思います!

 

 

text:ayaco

旧正月の後にくる興味深い節日、「元宵節」のこと【週末アジア:台湾編】
出典 FUDGE.jp

台湾を第二の故郷として愛しているハンコ作家。行く時は旅のテーマを決めてちょっとロングステイをし、台湾の新しい魅力探しを楽しんでいる。
著書にはクラフト本として「ayacoのはんこノート」「ayacoの手帖のつくりかた」(共にワニブックス)があり、台湾旅行記として「台湾のたびしおり」「もっと!台湾のたびしおり」(共にワニブックス)「ayacoの台湾みやげ話」(幻冬舎)、「ayacoの台湾あいうえお」(朝日新聞出版)がある。

Blog 「台湾のたびしおり」https://heppy.exblog.jp
Blog「ハンコ作家ayacoのブログ」https://inayaco.exblog.jp
Instagram @ayaco_hanco

 

 

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