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1LDK ディレクター・三好 良「手描きラベルで的確に分類」|男のクローゼット探訪 vol.2

  • 2021.7.11

洋服好きな男性のワードローブを細かくチェック。センスや趣味が凝縮されたクローゼットやラックはそのまま真似したくなるアイデアもあり、ただ唖然とするマニアックさもあり、とにかく楽しい!

手描きラベルで的確に分類

三好 良
1LDK ディレクター

ここは、自身がディレクションする「1LDK」のストックルーム?いや、紛れもなく三好さんのクローゼットだ。

日々、増え続ける洋服のために、引っ越しを機に5・5畳一部屋を丸ごと収納ルームに。カテゴリーごとに整理したボックスの前面には、アイテム名を記した付箋が貼ってある。物量があるからこその、ワードローブをきちんと把握するためのアイデアだ。

「スウェット、Tシャツ、ロンT、パンツ、ショーツ。レコードのようにジャンル分けしてケースに仕舞う。好きな盤を探すように、その日の気分に合わせて最適な1着を選ぶのは至福のとき。似た色やデザインのものばかりなので、他人からは、いつも同じような格好に見えるかもしれないですけどね(笑)」

ぽつんと置かれた〈エル・エル・ビーン〉のランドリーケース。実は、中にはたくさんのソックスが入っている。その日のコーディネートに最適な1足がさくっと選べるグッドアイデアだ。

三好さんの基本色はグレー、ネイビー、ブラック。たくさん所有しているスウェットは色ごとに収納。こちらはグレー。「ディテールが少し違うだけで、つい欲しくなります」

すべてのクリアボックスの前面に手描きのラベル。「付箋にしたのは妻のアイデアで、実際に彼女の文字とイラストです」。DIY感があって、洋服に愛着が増しそう。真似したい!

定番のアウトドアジャケット。右から〈アークテリクス〉と〈ザ・ノース・フェイス〉のシェル、〈ダイワ ピア39〉のゴアテックスコート。「Tシャツの上にガバッと羽織ります」

パンツはリラックス感のあるものが好み。「去年から“ゴムパン”派になりました。シルエットやフィット感、生地を吟味して選ぶ。この春夏はナイロンとサマーウールが中心です」

コートラック下部の備え付けのカゴにはバッグを収納。ほぼ〈エル・エル・ビーン〉のキャンバストートのみ。右上の刺繡が施されたものは、NYでたまたま見つけたユニークな一品。

こちらが三好さんの“衣装部屋”。奥のラックにはダウンやスタジャンなど冬物を。右側には2つのエレクター。そこに引き出し付きクリアボックスを重ね、アイテムごとに整理整頓。

〈ニューバランス〉の900番台の色違いや〈アディダス〉のロッド・レーバーなどなど、玄関脇の下駄箱のスニーカーは圧巻だ。「ローテクなモデルばかり集めてしまいます」

クローゼット部屋のラックには〈アークテリクス〉や〈ザ・ノース・フェイス〉のアウトドアシェルに〈パタゴニア〉のフリースなど。ここでもネイビーとブラックが中心だ。

仕事部屋の一角には、ホワイトのシューズをディスプレイ。「〈On〉のフェデラーモデルに、〈リーボック〉のクラブC。夏に向けてはきたいものを並べています」

GINZA2021年6月号掲載

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