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週末の朝寝坊は長生きの秘訣?!

  • 2021.7.10

週末の朝寝坊は多忙な毎日をやりくりする人たちにとってはぜいたくなもの。でも調査によれば、睡眠不足を解消することは、実際寿命を延ばすことが判明したという。オーストラリア版ウィメンズヘルスから詳しく見ていこう。

スイスで行われた研究では、既に多くの人が認識しているであろう、睡眠不足が健康に悪影響であるということを繰り返し指摘した。調査では13年にわたって、38,000人の成人を観察。通常一晩で5時間あるいはそれ以下しか就寝していない65歳の被験者は、一晩で確実に6-7時間就寝している被験者に比べて、死亡リスクが高いことがわかった。

幸いなことに、もし一晩ぐっすり眠るのが厳しい人でも、そのダメージは取り戻せることもわかった。1週間の寝不足を埋める週末のうたた寝が、死亡率を減少させることは驚きだ。

一晩で5時間以下しか寝ていなかった被験者たちが、週末に寝不足を取り戻すと、一晩で6-7時間寝ている被験者と比べても、死亡率の増加は見られなかったそう。

研究著者であるトゥルビョン・アケルステッド氏は、週末に寝不足を取り戻すことで、その週の足りない睡眠を中和させられるのではと思っていたという。

「私は週末や休日の十分な睡眠があれば、何らかの修正が効くのではで思っていました」とアケルステッド氏。

研究では、睡眠パターンと死亡率の間にある直接的な繋がりについては調査していないものの、睡眠が少ないと体にネガティブな影響が出ることを示唆している。

もしその週の平均5時間以下の睡眠を取り戻したいのであれば、週末には8時間以上の睡眠が必要だそう。

また、日頃から1日8時間以上寝ている被験者は、死亡率が25%高かったというのは興味深い。アケルステッド氏いわく、これは何か健康上の問題が潜んでいるサインで、それによって本能的に長い眠りを必要としているのかもしれないとのこと。

無意識のうちにアラームをスヌーズにする人たち。平日に寝不足ならば週末にたっぷり眠って、睡眠の負債をチャラにしよう。

※この記事は、オーストラリア版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Frances Magiera Translation: Asami Akiyama

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