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イケメンに囲まれたヒロインの選択が興味深い!『麗<レイ>』

  • 2021.7.10

韓国の人は歴史がとても好きなので、概して時代劇も視聴率が高い傾向がある。そうした流れを反映して、韓国では時代劇がよく作られる。

過去にも、本当にたくさんの時代劇が放送されてきたが、ランキングのリストを見ていると、「名作時代劇」の項目で上位に選ばれているのが『麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~』である。

こうした評判の良さを反映して、新しく時代劇に興味を持った人が、続々とこのドラマに関心を寄せてSNSで投稿している。
そんな声を集めてみると、まずは主役のイ・ジュンギが絶賛されている。

彼は現代劇と同じくらいに時代劇によく主演する俳優だが、『麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~』では、気品のある演技でカリスマ性を大いに発揮していた。

役作りのために10キロ以上も減量し、繊細なイメージを加えて、ファンタジーとロマンスを融合させた歴史ドラマを上等なエンタメに導いていた。

『麗』でワン・ソを演じたイ・ジュンギ
皇子たちの骨肉の争い

そして、ヒロインを演じたのがIU(アイユー)だ。

彼女の役は不思議な設定だった。それは、現代からいきなり高麗時代に魂だけがタイムスリップしてしまう女性であり、皇室で暮らすヘ・スに成り代わってしまう。その皇室にはたくさんのイケメン皇子がいて、ヘ・スは戸惑いながら明るく振舞っていく。

特にヘ・スが強く関心を持ったのが第4皇子のワン・ソ(イ・ジュンギ)と第8皇子のワン・ウク(カン・ハヌル)だった。

この2人は強烈なライバル同士だった。性格はかなり違っていた。第4皇子は冷たそうで繊細だった。一方の第8皇子は温かい人物だった。

そんな2人のライバルが、競うようにヘ・スの心を射止めようとしていた。彼女の心が揺れ動くのも当然だった。

そのあたりのデリケートな感情をIUが情感たっぷりに演じていた。

物語の中盤からは王位をめぐって皇子たちの骨肉の争いがあり、ドラマはスリリングな展開になっていく。本当に最後までハラハラさせるドラマだった。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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