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目を背け、居場所をなくした夫の孤独/産後クライシス〜理子と健斗編(7)【夫婦の危機 Vol.103】

  • 2021.7.9
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■前回のあらすじ
「ざまあみろって思ってるんだろ」「こんなの母親の仕事だろ」…退院して帰宅するなり、憔悴しきった夫が信じがたい言葉をぶつけてきました。
産後の疲れと自律神経の乱れから貧血となってしまい、娘を夫に託して入院した私。翌日帰宅すると、そこにはすっかり被害者ぶった夫が待っていました。



最悪、別れも覚悟しよう…意を決して問い詰める私に向かって、夫からさらに驚きの発言が飛び出しました。




私は夫の言葉に驚いて、しばらく固まってしまいました。

と同時に、私は夫の周りにいる、いかにも「すべて奥さんに任せきり」な男友達のことを思い出していました。

産後ピリピリする私になす術がなく、とりあえず周りの友人たちと同じように振る舞ってみたら、うちの場合最悪なことになった…ということだったのです…。



たしかに、産後は私も自分と娘のことで精一杯すぎて、夫に対しては不満しかありませんでした。夫は夫なりに戸惑って、居場所がなくなっていたのかも…。



このやりとりをキッカケに、夫との冷戦状態に変化が…。

私は自分と家族の健康を第一に、削れる家事はとことん削ってとにかく寝る時間を確保しました。思えば、産後は「自分はこれだけ大変なのに!」とイライラもMAXでした。

夫は、ワンオペ育児をやってみて大変さが身に染みたのか、以前より娘や私のことを気遣い、積極的に育児と家事をしてくれるようになりました。


とはいえ…産後の怒涛の時期に経験した今回の夫婦の危機。正直私の心の中にはまだもやもやが残っていて、この出来事は今後も引きずるだろうなあと感じています。

ボロボロにはなりながらもようやく家族としての一歩を踏み出せたのだと信じて…私は前を向いていきたいと思います。

※この漫画は実話を元に編集しています

(ウーマンエキサイト編集部)

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