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あまりの怖さに明かりをつけたままの上映会も 「哭声/コクソン」監督制作のホラー映画が話題

  • 2021.7.9

『哭声/コクソン』のナ・ホンジン監督とタイのホラー映画の巨匠バンジョン・ピサヤタナクーン監督のコラボレーションで注目を集めている映画『ランジョン』(英題『The Medium』)への関心が連日熱い。

韓国で14日に公開を控えている『ランジョン』は國村隼が出演した『哭声/コクソン』や『チェイサー』のナ・ホンジン監督が企画・制作し、直接シナリオ原案を執筆した作品で、演出はタイのバンジョン・ピサヤタナクーン監督が引き受けた。

バンジョン・ピサヤタナクーン監督は、タイのホラー映画の新たな地平を開いたという評価を受ける『心霊写真』と、タイで歴代興行1位を記録した『愛しのゴースト』などでホラー映画界の新しい巨匠と呼ばれている。

タイの山村で暮らすある家族に起きた奇妙な話を追跡する『ランジョン』がベールを脱いだのは2日、韓国で行われたメディア配給試写会でのことだった。当時、試写会に出席した多数のメディアや評論家は映画を鑑賞した直後、極度の恐怖を感じたというレビューを残し、映画に対する期待と恐怖心を高めた。「早く映画が終わってほしいと思ったのはこれが初めてだった」「映画館を出て、ここが現実だということに感謝した」「映画の途中で外に飛び出したくなった」など、極限の恐怖を感じさせるレビューが続いた。

特に、ナ・ホンジン監督が『ランジョン』に比べたら自分の前作『哭声/コクソン』は「コメディ」だと表現したことにより、ホラー映画マニアの間でさらに話題になった。

そのようななか、ある映画館が異例にも上映館の明かりを消さずに映画を上映する「弱虫上映会」を予告した。ロッテシネマは14日『ランジョン』の鑑賞を躊躇する観客たちのために「明かりを消さずに堂々と映画を見てみよう」というテーマで「弱虫上映会」を開催すると発表した。さらには聴覚による恐怖を軽減するため、イヤープラグ(耳栓)も先着順で贈呈すると伝えた。

明かりをつけたまま映画が上映される「SUPER S」と「COLORIUM」は一般の上映館に比べて10倍の明るさとLEDスクリーンを備えた特別上映館であることから、明かりがついている状態でも観客は『ランジョン』を鮮明に観覧できると予想されている。

一方、霊媒の能力が受け継がれた、ある家族が経験するミステリアスな現象がタイの異国的な風景とかみ合い、リアルな恐怖を伝える映画『ランジョン』は14日の韓国公開を皮切りに、世界中で公開される予定だ。


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