国内最大のダリコレクション数を誇る『諸橋近代美術館』

皆さま、こんにちは♪ 時にはアートに触れてみたくなる地域特派員のれもんクッキーです。 時代を象徴する芸術作品に触れることは、多方面から想像力を掻き立てられ、感性豊かになる、そんな気がいたします。

今回は、スペインの芸術家でシュルレアリスムの巨匠「サルバドール・ダリ」の世界に触れるべく『諸橋近代美術館』をご紹介します。 アジア最大数のコレクションを誇る『諸橋近代美術館』は、1999年6月3日に裏磐梯五色沼入口に開館。これまでに、アートを通して県内外のたくさんの方々に親しまれています。

2021年度の展覧会は、前期と後期に分かれて公開され、前期は6月27日（日）で終了し、 後期は７月１３日（火）から始まるコレクションテーマ展「ステッピング・アウト～日常の足跡～」が堂々公開されます（７月１３日（火）～１１月７日（日） 会期中無休）

新収蔵・初公開作品 ＰＪクルック「ステッピング・アウト」2017年のコレクションは必見です。

建物自体が芸術作品のよう

自然を尊重して建てられた美しい西洋風の建物は、異国の地に迷い込んだかのような圧倒的な存在感。 磐梯朝日国立公園の中に建っているため、自然との調和の観点から旗や看板などが一切ないという徹底された点も、更に非日常を感じられる要因かもしれません。

建物は中世の馬小屋をイメージ。観察してみますと、なるほど！窓から馬が顔をのぞかせるように、厩舎の窓のようにも見えます。

美術館の前には壮大な磐梯山がそびえ、目の前に広がる池には可憐な睡蓮の花が咲いており、訪れた人たちを歓迎してくれているかのよう。

「サルバドール・ダリ」のトレードマークといえばひげですが、何と美術館の芝生にダリのひげを発見！ 自然と溶け込む遊び心が素敵な演出です。 ひげの形に刈られた「ひげ芝」は他にもあるそうなので、訪れた際には探してみるのも楽しいかもしれません。

圧巻！アジア最大級の３４０点余りのダリコレクション

独特な世界観を描いた絵画や彫刻など「サルバドール・ダリ」の３４０点のコレクションを中心に、その他、世界中で愛され続けている西洋近代絵画など４１０点の作品が収蔵されています。

館内は広々と自然光が降り注ぐ解放感溢れる彫刻展示ゾーンと、ダリの代表作の一つで約３ｍ×４ｍの巨大な絵画「テトゥアンの大会戦」（1962年）をはじめとする絵画展示ゾーンに分かれており、ゆったりと楽しむことが出来ます。

撮影許可を頂き、館内の一部を撮影しております。

ダリといえば私が真っ先に思いつくのは、ぐにゃりとした時計。 ニューヨーク市立近代美術館にある「記憶の固執」（ダリの代表作である絵画）などに描かれた「柔らかい時計」の彫刻を間近に見ることが出来ます。

窓から見える磐梯山とのショットを狙いましたが、残念ながら腕前の問題で、雰囲気だけとなりました。

わくわくが随所に♪自分もアートの一部と化した気分になれる館内のインテリア

館内の休憩スペースには、外の庭園の景色が眺められるアート感たっぷりの椅子があり、座るだけでもわくわくしてしまいます。

色合いが絶妙で、光と影に引き立つデザイン。

しずくのように垂れる様子にグッとくるソファへも、勿論、お座りいただけます。

記念撮影可能♪ダリがデザイン「女優メイ・ウェストのリップソファ」

インパクトのあるコーナーでは、唇をソファにという発想がユニーク。 一見やわらかそうに見える唇形ソファですが、実際は座ってみると硬いというのもダリならではの仕掛け。

リップソファに座った楽しみをＳＮＳにアップして共有してみてはいかがでしょうか。

余韻に浸りながらミュージアムカフェで特別なティータイムを♪

アート鑑賞を楽しんだ後は、美術館の中にあるミュージアムカフェで寛ぐのはいかが♪ ドリンクやスイーツなど、ここでしか出会えないとっておきが楽しめます。 濃厚フルーティーな美味しさを味わえる「小森ぶどう園100%ぶどうジュース」はぶどうをそのまま搾った贅沢なジュースです。

お腹が空いたときは、「ライトミール ドリンクセット」がおすすめです。 ライトミールは、桜ライスバーガーとベーコンチーズフォカッチャ（ノーマル・うま辛ハラペーニョ）から、 セットのドリンクはコーヒー・紅茶・アイスカフェオレ・みかんジュースから選ぶことが出来ます。（各日数量限定）

馬肉を使用した珍しい「桜ライスバーガー」とアイスカフェオレをセレクト。

「桜ライスバーガー」は、会津産馬肉を使ったパティに、オレガノハーブが入ったライスバンズを使用したオリジナルのライスバーガーです。 馬肉と聞かなければ分からないほどクセがなく、ほのかなハーブ香るライスバンズとマッチしていて乙な味でした。

※メニュー内容につきましては予告なく変更される場合があります。予めご了承ください。

カフェ以外にもお買い物ができるミュージアムショップがあり、現地でしか購入できないオリジナルグッズが販売されております。 個人的なおすすめは、愛用中の「柔らかい時計」の置時計です。

カフェにどどんと飾られているダリの写真の前でも記念撮影可能。

ダリをよく知らない方でも「あれ？見たことがある」と感じたり、独特の世界観に惹きこまれたりと、心の赴くままに自由に、奥深いアートな世界へ足を踏み入れてみませんか。 これから夏休みを利用してご家族でアート鑑賞を楽しむのもおすすめです♪

■公益財団法人 諸橋近代美術館 〒969-2701 福島県耶麻郡北塩原村大字桧原字剣ヶ峯1093番23 TEL.0241-37-1088／FAX.0241-32-3332 開館時間9:30〜17:00 (最終入館は閉館の30分前まで) 開館期間2021年4月24日(土)〜11月7日(日) ※2021年6月28日(月)〜7月12日(月)は展示替え休館 ※2021年11月8日(月)〜2022年4月下旬まで冬期休館 ※諸事情により予定が変更になる場合がございます。予めご了承ください。 公式サイト https://dali.jp/