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汗をかけば脂肪は燃えるの?

  • 2021.7.8

汗をかけば体重は減るの? HIITトレーナーやホットヨガスタジオでは毛穴から大量の汗をかくことが重視されているし、そう考えるのも無理はないだろう。たしかに、‟良いトレーニング”を想像する時に大抵頭に浮かぶのは、汗だくで顔を真っ赤にし、活発に動き回っている様子。でも脂肪を落とすのに、トレーニングでどのくらいの発汗が必要なのか本当の指標はあるの? オーストラリア版ウィメンズヘルスより詳しく見ていこう。

「発汗はトレーニングの強度ではなく、体温調節の指標となります。これらは関連していますが、異なるものです」と話すのは、Auster Fitnessでスポーツサイエンティストのハリー・エイトキン氏。考えてみて。デッドリフトで自己記録を更新するとヘトヘトになるけれど、スピンクラスの終盤に力を抜いて漕いでいる時よりは汗をかかない。

実感できるダイエットの効果は、汗をかく程度にかかっているような気がする? それは間違い。Topaz Fitness Academy の創設者、カレン・オースティン氏いわく、「発汗はその名の通り、水分の減少であり、脂肪の減少ではありません。ゆえにダイエット効果の実感は、次にコップで水を飲むまでの間の一時的なものです」

発汗とダイエット:有酸素運動 vs 筋トレ

筋トレはランニングマシンを走るより汗をかきづらいかもしれない。でも、カロリー燃焼についてはどうだろう? 「筋トレではエクササイズ間に休憩の時間を取るので、体はクールダウンされ、発汗はかなり少なくなるでしょう」とエイトキン氏。

でもだからといって必ずしも有酸素運動が筋トレよりも最終的に減量できるというわけではない。

発汗とダイエット:個人差がある

人間の体はみな異なっていることを覚えておいてほしい。「汗腺が他人より多い人もいます」とオースティン氏。汗腺が多い人は当然、より汗をかく。ただ、それは同じ強度のトレーニングをする汗腺が少ない人よりも、多くの脂肪を落とす傾向にあるというわけではない。

結論は、「発汗だけが体重減少やカロリー燃焼の指標ではない」ということ。

汗をかけば体重が減りやすくなる?

一言で言うと答えは、ノー。汗の量は、健康度やカロリー燃焼量を示すものではない。いい汗をかくセッションは毛穴から汚れを運び出し(トレ―ニングのあとは汚れが顔に残ってしまわないようすぐに顔を洗おう)、肌つやを良くするのに効果てきめんだ。また、ハードにトレーニングした達成感にも浸れる。

ただ減量に関しては、いつだって汗をかくかよりも、むしろどれだけ努力したかが重要なのだということを覚えておこう。

※この記事は、当初イギリス版ウィメンズヘルスに掲載されました。※この記事は、オーストラリア版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text:Tahmina Begum Translation: Asami Akiyama

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