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身体ナビゲーションVol.58「むくみとアルブミンの関係」

  • 2015.7.3
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こんにちは。健康管理士のSAYURIです。

前回は『老廃物が体に与える悪影響6つ』をご紹介しました。 今回は、その中でも女性が気になるむくみとセルライトについてピックアップしてみたいと思います。

●アルブミンとは

多くの女性が化粧水や美容液などの成分として聞いたことがあるアルブミン。美肌やリフトアップに効果があるとして、よく宣伝されているようですね。

化粧品に使われているアルブミンは卵白を加工して作られていることが多いようですが、私たち人間の体の中にあるアルブミンは、私たちが食べた肉や魚、卵といったタンパク質が肝臓で分解・合成して作られます。

アルブミンは、磁石のようにさまざまな物をくっつけたりスポンジのように吸い取ったりする働きを持ちます。アルブミンが動脈を通るときは、栄養素とくっついて各細胞に届け、その後に細胞から出た老廃物や余った水分などを回収します。回収された老廃物・水分はリンパ管を通り静脈へと運ばれます。

また、アルブミンには浸透圧を調整する働きがあります。細胞の外にある細胞間液の濃度が高いと、細胞内にあるべき水分が細胞と細胞の間にたまってむくみとなってしまいますが、アルブミンの量が十分あればむくみにはなりません。加えて、アルブミンにはリンパ管内のリンパ球を刺激して免疫物質を作る働きもあるため、アルブミンが減少すると疲れやすくなったり、免疫力が低下したりすることも分かってきています。

●セルライトとは

セルライトとは排せつされなかった老廃物や余分な水分が皮下脂肪(脂肪細胞)に付着することでできてしまう特殊な脂肪の塊のことをいいます。

血管やリンパ管の近くに存在する脂肪細胞が正常な大きさの場合、血液やリンパ液はスムーズに流れ、代謝も正常に行われます。しかし、過剰なエネルギー摂取や運動不足、低体温による体の冷えなどで代謝が低下すると、皮下組織にある脂肪細胞が肥大化し、毛細血管や水分の通り道であるリンパ管を圧迫し循環を妨げてしまいます。すると、セルライトは増えるだけでなく更に大きくなってしまうのです。

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こうして見てみると、むくみやセルライトを予防するためにも、しっかりとたんぱく質を摂取することの大切さが分かりますね。

【参考文献】

・総務省認証予防医学学術刊行物『ほすぴ』成人病予防対策研究会発行

●ライター/SAYURI(心理食育インストラクター)

長年の医療機器メーカー勤務の経験から健康管理士、食育インストラクター、心理カウンセラーの資格を取得し、健康管理士事務所『優縁』を設立。現在、食で愛を育む食愛ナビゲーターとして、食育の講演や執筆活動を中心に、NPO法人『予防医療推進協会』理事長として、成人向けの生活習慣改善のさまざまな提案を発信中。