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「流れのいい服」|着たかったのは「こんな白」

  • 2021.7.4
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これからの白の選抜基準は、コーディネートの完成度を上げる「流れがある」かどうか。フォルムや素材に着目し、垣根を超えてキレイを呼び込む白アイテムを吟味してお届け。

【01】
流れよく変わった「王道の白」
アップデートをはかるなら、確実に最速でキレイに追いつける「定番の延長」で検証を。柔らかさ、なめらかさ、揺れ感など、流れるようなシルエットに変化をとげた3アイテムを厳選。

SLIT BLOUSE
「余裕と緊張をともなうスリットブラウス」


いつものブラウスの流れを変える
スリーブのハイスリット

いつものカジュアルを刷新してくれる切れ味のよさを含んだスリットブラウス。ゆったりとしたシルエットだからこそ、鋭い切れ込みが引き立つバランスに。

FLARED SKIRT
「腰位置を引き上げるボリュームスカート」


コンパクトなニットをINして
ウエストをより細く、高く

単純なワンツースタイルでも迫力が出る、贅沢に進化したスカート。白のもつクリーンさで、ボリューム感もスマートな印象に着地し、腰下の華奢さを逆説的に想像させる。

ALL-IN-ONE
「とろみを含んだオールインワン」


セットアップのようにも装える
奥行きのあるレイヤードデザイン

前から見るとワンピースにワイドパンツを重ねたようなセットアップ風。カジュアルなイメージのオールインワンも、落ち感のある白の品のよさで、ドレスのように頼れる存在に。

【02】
「乾いたベージュに潤いをもたらす」
心地よさを求めた今の時季、ベージュリネンが欠かせない存在に。ただしその風合いと色みが、ときとして地味に陥ることも。「潤い」ととらえたクリアな白をぶつけて、ドライなベージュを活性化。

FLARED SKIRT
ニットの重みを流す「広がりのいい白スカート」


リネンニットの重厚感は
「ゆれる・広がる」白でリセット

ギャザーをほどこしていないのに、美しいフレアを維持できる設計。リネンニットという珍しいタンクも難なく受け止める。

GATHER BLOUSE
シャープなリネンがなごむ「立体的な白ブラウス」


ブラウスからのぞく素肌も
リネンに対する「潤い」に貢献

コットンヴィンテージサテンという、独自のハリのある素材がシンプルな装いに立体感を与えてくれる。華奢さを印象づける極細のストラップつき。


【03】
白が主導する「疲れないモノトーン」
場合によっては重く感じてしまう初夏のモノトーン。体にまとわりつかないなめらかな白を、黒より多めにとり入れる。白の比率とテクスチャーを操作して、軽さと心地よさを追求。

SATIN SET-UP
肌の上を「すべらせるようにセットアップ」


クリーンなセットアップを主軸に
ラフな黒でドレスダウン

繊細なキャミソールと落ち感あるイージーパンツで構成されたサテンのセットアップ。肩がけにカジュアルダウンを約束するスエットを取り入れ、リアリティのあるバランスに。


【04】
「予定を行き来する」という流れのよさ
ONとOFF、どちらにも対応できるという意味で、流れのいい2つの白をセレクト。ラフなのに品のよさを備えたシルエットなど、「どっちつかず」の選択が異なるシーンを行き来できる理由。

 TYPE A 
「装飾は省き、長さで主張するシャツドレス」

<CASE:CASUAL>


白シャツを正統派にとどめない
フレッシュな赤とのコントラスト

そぎ落とされたバンドカラーなら、インパクトのあるスエットを肩がけしてもトゥーマッチには陥らない。

<CASE:DRESSY>


ネイビーのスカートを巧妙にのぞかせた
シックなアレンジでドレスアップ

黒白感覚で、それよりもソフトにまとまるツートーン。光沢のあるバッグをアクセ感覚でプラス。

 TYPE B 
「キレイとハンサムの間をとったスラックス」

<CASE:WEEKEND>


INしてなおいいウエストラインで
単純な着こなしもカジュアル以上へ

コンパクトなフォルムとモノトーンで整えれば、カジュアルすぎない。ハリのある白パンツがタフな黒とつり合う強さとして作用。

<CASE:WEEKDAY>


パールが輝く聡明なシャツを添えた
きちんと感のあるALLホワイト

柔和に輝くパールボタンが、ALL白をいっそう知的に映し出す。やわらかいムードを維持しながら引き締め力を発揮する、ベージュ小物を採用。

【着まわし10Days】色んなテイストで着こなせる「夏の正統派」

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