『スタートアップ：夢の扉』は見る人が起業して前に進む気分になれるドラマ！

今や韓国ドラマでトップ女優として存在感を高めているペ・スジと、若手の男優の中で特に注目されているナム・ジュヒョクがダブルで主演したのが、『スタートアップ：夢の扉』というドラマだった。

若者たちのチャレンジ精神あふれる起業精神がテーマになっていた。特に、IT企業をスタートから立ち上げていく果敢な若者たちの群像劇でもあった。

その中で、ペ・スジは有能な若手経営者ソ・ダルミを演じていて、ナム・ジュヒョクはAIの天才プログラマーのナム・ドサンに扮していた。

『スタートアップ：夢の扉』のストーリーを見てみよう。

若々しい演技

ソ・ダルミ(ペ・スジ)は、なんにでも前向きな20代女性だ。彼女はビジネスのシンポジウムに出た時に、実姉のインジェに偶然出会う。姉とは十数年前に別れたままだった。なぜなら、両親が離婚した時点で、ダルミは父と生活を共にして、インジェは母に引き取られていたからだ。

とはいえ、境遇はまったく違った。インジェの母はお金持ちの夫と再婚し、2人は渡米して裕福な暮らしをしていた。一方のダルミは、祖母と同居していて正社員になれないままだった。格差が明らかだったことをインジェにさとられたダルミは、インジェが開く交流パーティーに「凄い彼氏を連れていく」と見栄を張ってしまった。

しかし、それは虚勢だった。ダルミには出来のいい彼氏はいなかった。

ただし、過去には素敵な彼氏がいたはずだった。それはダルミが少女時代の思い出の中にいた人だった……。

そんな追憶から、物語は大きく発展していく。

やがて、ダルミの前に天才的な頭脳を持つ青年が現れてくる。それがナム・ドサン(ナム・ジュヒョク)であり、彼は人工知能の画像認識のスペシャリストだった。

こうして出会ったダルミとドサンは、人工知能を生かした会社を起業して様々な最新技術を開発していく。

そんな夢のある話がてんこ盛りなのが『スタートアップ：夢の扉』だ。見れば見るほど夢のような気分になれる物語で、ペ・スジとナム・ジュヒョクの若々しい演技もとてもいい。本当に気持ちが前向きになれるドラマである。

文＝康 熙奉(カン・ヒボン)