1. トップ
  2. レシピ
  3. まろやかで酸味の効いたエスニックスープ"トムカーガイ風"

まろやかで酸味の効いたエスニックスープ"トムカーガイ風"

  • 2021.7.2
  • 374 views

トムカーガイとは、ココナッツと鶏肉の入った、タイやラオスのまろやかなスープです。本場ではスパイスをよく使いますが、今回は辛くせず優しい味付けでご紹介します。料理好きでも、毎日つくっていれば、レパートリーが尽きてしまうこともあります。特に味付けは同じようにならないようにしたいけど、あまり複雑なのは面倒……。そんなお悩みを料理研究家の重信初江先生が解決!シンプルかつおいしい定番おかずをご紹介します。

まろやかで酸味の効いたエスニックスープ"トムカーガイ風"

■“トムカーガイ風”のつくり方

エスニックだけれど辛くないスープ。お好みで辛味や香りを足しましょう。


◇材料 (2人分)

★ 鶏もも下味:
・ 鶏もも肉:2枚(約600g)
・ 塩:小さじ1/2
・ 生姜:小さじ2(すりおろし)
・ 胡椒:小さじ1/3
・ サラダ油:大さじ1/2
★ ざく切りキャベツ:
・ キャベツ:400g(約1/2個)
★ トムガーカイ:
・ 鶏もも下味:1/2袋
・ ざく切りキャベツ:1/3袋
・ オクラ:4本
・ ミニトマト:6個
・ ココナッツミルク:1缶(400ml)
・ 水:1カップ
A :
・ ナムプラー:大さじ1
・ 鶏がらスープの素:小さじ1
・ 砂糖:小さじ1/2
・ 塩:少々
ライム汁:大さじ1(またはレモン汁)


(1)鶏もも下味をつくる
鶏肉は一口大に切る。ボウルに入れ、他の材料すべてをもみ込む。冷凍用保存バッグに入れて凍らせる。半分量のところで菜箸などで軽く分け目を入れておくと半量使うときに便利。(約2ヶ月冷凍可能)

鶏もも下味をつくる
鶏もも下味をつくる

(2)ざく切りキャベツをつくる
キャベツは葉の部分をざく切りに、芯はそぎ切り。冷凍用保存バッグになるべく重ならないように入れ、凍らせる。(1ヶ月半冷凍可能)

ざく切りキャベツをつくる
ざく切りキャベツをつくる

(3)鶏もも下味を加熱する
鶏もも下味は耐熱容器に入れてラップをし、600Wの電子レンジに3分かけて解凍する(ほぐれてまだ生な感じ)。

(4)野菜をカットする
オクラはなり口を除き、斜め半分に切る。ミニトマトは横半分に切る。

(5)煮る
鍋にAとココナッツミルクを入れて煮立て、3を入れて4~5分、肉に火が通るまで煮る。

(6)仕上げ
5にキャベツを凍ったまま入れ、再び煮立ったら2を入れて1分煮る。火を止めて、ライム汁またはレモン汁を加える。

完成
完成

――教える人

「重信初江 料理研究家」

調理師専門学校の助手、料理研究家のアシスタントを経て、独立。おなじみの家庭料理から、旅行先で覚えた海外の味まで手がける実力派で、再現性の高い確かなレシピが人気。雑誌、テレビ、イベントなどで幅広く活躍中。著者に『Tsukemono cook book 漬けものレシピ』『Sushi cook book すしレシピ 』(ともに朝日新聞出版)、『おうちで深夜食堂』(共著/小学館)など多数。


文:椙下晴子 写真:鈴木泰介

※この記事の内容はプレジデントムック四季dancyu「夏の台所。」に掲載したものです。

元記事で読む
の記事をもっとみる