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コロナ不倫が加速してしまう理由【神崎桃子の恋愛スパルタ塾vol.91】

  • 2021.7.1

濃厚接触が騒がれるさなか、コロナ禍であっても不倫の恋は存在する。

しかも「コロナのせいで不倫の恋が加速してしまう」なんて事態さえ起こっているのよ。

今回の神崎桃子の恋愛スパルタ塾では「コロナ不倫」についてレクチャーするよ。

ストレスが溜まって不倫に……

・「コロナ禍で確実に妻とのケンカが増えましたね。まぁ、そりゃそうでしょう。これまで適度な距離を保てていたのに、在宅ワークが増えたことで一緒にいる時間が長くなったんですから。四六時中顔を合わせてるとほんとロクなことにならない、向こうは俺がいることで家事が増えただの、食事を作らなきゃならないとかで不満ばかりもらしているし、それを聞かされる俺も面白くなくてつい言い返してしまう。そんな中、親しくなったのが部下の女性。会社にいるときよりリモートで仕事するようになったせいで逆に距離が縮まった感じ。本社会議だとか、クライアント先に行くとか言って家を抜け出して彼女と会ってる。自分が少しでも家にいないほうが妻の精神安定のためにはいいんじゃないの?」(40代男性既婚/会社員)

――「パートナーへの不満が不倫に走らせる」と言っても過言ではない。

コロナ禍で、家で過ごす時間が増えコミュニケーションが取れるようになったという夫婦もある一方で、ケンカが増えたという夫婦も少なくない。

通常は会社通勤の夫が家にいれば、当然妻の家事労働の負担が増えることもあるし、相手のちょっとした行動にもつい文句を言ってしまう。

そこで「家にいるのがイヤになる夫」と「家にいてほしくない妻」が誕生するってわけ(笑)

家にいたくない男の逃げ場に最適なのは、不倫相手……。

コロナで在宅ワークになり、ストレスをため込むことで不倫でストレスを解消するという話。なんともコロナが不倫に一役買ってしまうという結果に。

なかなか会えなくて不倫が加速……

・「既婚者の彼とはよくホテルで待ち合わせして食事して……って流れだったのですが、コロナ禍になって会うこともままない状態に。会えないと苦しくなるのは私がひとり暮らしだから余計なのかも。しかも気晴らししたくとも田舎にも帰れない、友達と飲み会やカラオケもできない、同僚と世間話もできない。思い切って彼に胸のうちを明かすと『寂しい思いをさせてすまない。会いたくてたまらなかったけど、この時期にホテルに誘うのも申し訳ないかと感じてた』と彼も本音をぶつけてくれました。それからは私の部屋に週に3回は来てます。以前よりも激しく愛し合ってる感があります」(30代女性独身/人材)

――「するな」「行くな」「会うな」と言われるとさらに思いが募ってしまうのが不倫の恋。

コロナ禍で不倫というハードルがさらに高くなったのにもかかわらず、当事者は燃え上がってしまうのはその弊害のせい。

そう、まさにロミオとジュリエット効果ね。

これは世界的に有名なシェイクスピア作の「ロミオとジュリエット」から生まれた言葉。

つまり、男と女の仲は何か“さまたげとなる状況”があったほうが、その壁を乗り越えようとしてますます結びつきが強くなるよってこと。

不倫の場合、もともと許されない恋という壁があるのに、そこにコロナという障害が割って入ってきたことで2人の気持ちがさらに高まっちゃったというわけ。

非常に厄介なコロナ不倫。

コロナのせいでますます不倫に拍車がかかっちゃうカップルもいるのよ。

独身女性が一人暮らしだと心細いし、人のぬくもりが欲しくなるというのもあるね。

マッチングアプリで不倫が加速……

・「これまで手を出したことがなかったマッチングアプリに登録した。コロナ禍で外出が減ればスマホを眺める時間は当然増えますからね。最初は暇つぶしだったのが、今は楽しくて仕方ない。いろんな女性とやり取りしてるせいか、なんか恋愛スキルが上がった感じ(笑)リアルで会う約束ができるとテンションは上がるし、自分の好みの女性ならさらに興奮しますね。自分が既婚者ってことは相手には内緒にしてますが、絶対バレない自信はありますよ。妻には罪悪感はありません。本気でなくただの恋愛ごっこなんで」(40代男性既婚/メーカー)

――今まで以上にスマホをいじってしまうことで、不倫の恋は加速する。

近年は男女の出会い系やマッチングアプリは豊富にあり登録も簡単。パソコンを使用しなくともログインできる。

家にいながら労せず指一本で可愛い女性と繋がれるなんて既婚男性にとってはまさに夢のよう(笑)

最近のアプリでは既婚者でもオッケーなものや顔写真ナシや匿名でも利用できるものもアリ。またはパパ活アプリや、セカンドパートナー探しのアプリもあるし、ホント多種多様。

これまでの不倫というと同じ職場やご近所さんでもともとの顔見知りだったのに対し、マッチングアプリは「お互い見知らぬ相手だし後腐れがない」というのも既婚男性の利用が増加している要因だろうね。

基本、独身者限定というマッチングアプリでさえ、既婚者が潜り込んでいるし……。

「独身証明」なんて提出しなくても問題ないからね、本気じゃない既婚者が遊ぶにはもってこいってこと。

【神崎桃子の恋愛説法:不倫は「STAY HOME」からはじまるけど、お気楽に考えないで】

コロナ禍の在宅ワーク「STAY HOME」により、家にいる時間が増えたことで逆に不倫に走ってしまうという残念な皮肉。

「STAY HOME」で家族のいる既婚者はストレスがたまり、逆に独身者にとっては「STAY HOME」で寂しさが募る……。

でも独身女性には分の悪い不倫の恋。既婚男性への思いが加速するとロクなことにならない。

不倫の恋にハマればその引き換えになにかを差し出さなくてはならないから……。

それは時間かもしれないし、婚期かもしれないし、お金(慰謝料)かもしれないし、友達や職場かもしれない。

なにかを失う」ということだけは肝に命じておいてね。

(恋愛事情専門家・恋愛コラムニスト/神崎桃子)

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