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「狼狽える」は何と読む?読めたらスゴい難解漢字、正解は...?

  • 2021.7.30
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「狼狽(ろうばい)」という熟語に送りがながついたこちらの言葉。そのまま読むと「ろうばいえる」になりますが、この読み方は誤りなんです。

皆さんはこの漢字、正しく読むことができますか?

「狼狽える」の読み方とは?

送りがながつくだけで一気に読めなくなってしまいますよね。

しかし「狼狽」という熟語の意味を知っている方は想像しやすいかもしれません…!

ここで少しだけヒント!この言葉、「思わぬ出来事に狼狽える」といった使い方ができます。

なんとなく思い浮かびましたでしょうか?

正解は「うろたえる」でした!

「狼狽える」はどんな意味?

「狼狽える(うろたえる)」の意味について調べてみましょう。

不足の事態に遭遇し、的確な判断を失ってどうしてよいか分からず、まごつく。

出典:山田忠雄・柴田武・酒井憲二ら編集『新明解国語辞典』(第七版)、三省堂、(2011年12月1日発行)

 

「狼狽する」をそのままの意味で言い換えたものが「狼狽える」なんですね。

また狼狽の語源について、一説には以下のようにあるそうです。

「狼」も「狽」もオオカミの一種。「狼」は前足が長く後足は短いが、「狽」はその逆で、常にともに行き、離れれば倒れるので、あわてうろたえるというところから

出典:北原保雄 著『日本国語大辞典』(第二版)、小学館(2000年12月20日~2002年1月20日発行)

 

語源を知ると、少し覚えやすくなったのではないでしょうか?

まとめ

いかがでしたか?

「狼狽える」は「うろたえる」と読むことができます!

いざこの言葉を見かけたときに“狼狽えないよう”、しっかり覚えておきましょうね!


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