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「年魚」は「ねんぎょ」以外に何と読む?読めたらスゴい難解漢字、正解は…?

  • 2021.8.1
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魚は日本人の食卓に欠かせない食材! 一年中、様々な種類のものをいただくことができます。みなさんは、どの魚が一番好きですか?

さて、今回出題する難読漢字は“年”と“魚”が組み合わさった「年魚」です。みなさんは、正しく読むことができますか?

「年魚」の読み方!

こちらは「ねんぎょ」とも読みますが、今回当てていただきたいのは別の読み方です。なんと、ひらがな2文字となっています! ただ、2文字の魚ってそれほど多くはないため、結構選択肢は限られていますよ。

ここでもう一つ大ヒント! こちらは海ではなく川に住む淡水魚です。いかがでしょう、ピンときませんか…?

正解は、「あゆ」でした!

「年魚」について

そう! 「年魚」は「あゆ」と読むことができるんです。ちなみに、今日ではあまり一般的ではないものの、実は「さけ」の異名でもあるんですよ。

それにしても、どうして「年魚」と書くのか気になりますよね…。辞典には、下記のように記されていました。

寿命が短く、原則として生後1年以内に産卵して死亡する魚の総称。年魚はアユ、シラウオ、ワカサギなど特定の種類に限られ、とくにアユをさすことが多い。アユは秋に生まれて、春から夏に若アユとしてよく成長する。夏の終わりから成熟を始めて、10~11月を中心にサビアユ(錆鮎)となって産卵したのち死亡する。また、サケは春に生まれてその年に産卵して死ぬと考えられていたことから、古語ではサケをさす。

出典:『日本大百科全書』小学館

 

なるほど! 「寿命が短く、原則として生後1年以内に産卵して死亡する魚」だから「年魚」なんですね。かなりシックリきます…!

ちなみに、通常「年魚」は夏の季語とされていますが、成長の程度にしたがって実は変化するんですよ。

たとえば、「年魚」よりも若い「若年魚」や「小年魚」は春の季語、年寄りの「落年魚」や「錆年魚」は秋の季語…といった感じです。合わせて覚えていってくださいね!

まとめ

いかがでしたか?

「年魚」は「あゆ」と読みます。

この時期旬の食材なので、運が良ければスーパーなどで見かけることがあるかもしれません。

とってもおいしい魚なので、ぜひ食べてみてくださいね。その時は、ぜひ家族に「年魚」の読み方を出題してみてください!


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