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縄文を学び、体験し、味わう、縄文キャンプスクールって?

  • 2021.6.30
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約1万年以上も続いたとされる縄文時代は、日本史の始まりへのロマンをかきたてる。人々が定住した集落「ムラ」での生活は、いったいどのようなものだったのか興味を引かれる人も多いのでは? そんな縄文を学び、体験し、味わい、夜はムラの風景を前にテントを張り宿泊できるプレミアムな体験「御所野縄文キャンプスクール」が、9月18日から1泊2日で、岩手県一戸町の御所野縄文公園で開催される。

御所野縄文キャンプスクールの会場となる御所野縄文公園は、御所野遺跡の発掘調査成果をもとに、縄文時代の風景を蘇らせた史跡公園。自然豊かな丘陵地に、竪穴住居跡や盛土遺構、配石遺構などが分布していて、800年間にもわたって当時の人々が定住した集落跡。忠実に縄文時代の住居を再現し、そこからは現代を感じさせる建物などが視界に入らないようになっている。

このキャンプスクールの会場となる御所野遺跡は、縄文時代中期後半(5000~4200年前)の大規模なムラの跡で、1993年に縄文時代の社会構造を知るうえで貴重な遺跡として国指定史跡に。キャンプスクールでは、縄文時代の竪穴住居を忠実に再現した縄文ムラで、縄文服を着て縄文時代の暮らしを肌で体験。さらに本物の縄文遺跡で発掘調査(大発見に遭遇するかも!?)や、博物館で土器の復元など整理作業も行う。そして縄文人の日々の営みを追体験するために、屋外で縄文食を再現し、味わう。そのほか、夜は閉館後の博物館や御所野遺跡を回る「ナイトミュージアムツアー」などさまざまなプログラムを予定。

縄文を体験するのに絶好のロケーションと、充実したプログラム内容は、まさにここでしかできない経験。9月に1度だけの開催なので、いまから予約の準備を!

御所野縄文公園の東側の丘陵地には、四季折々の豊かな自然を感じることのできる「縄文の森」が広がっている。

公園内にある御所野縄文博物館。館内は3つの展示室があり、約4000年前の焼失住居跡の出土状況の展示や、遺跡から出土した土器などを展示。そのほか御所野遺跡を舞台とした縄文の暮らしや、遺跡の四季の移り変わりを、150インチの巨大スクリーンとプロジェクションマッピングで紹介。

復元住居内部では、縄文時代の暮らしを再現。

縄文人は、ムラの住人同士で協力し合いながらサケなどの川の恵み、シカ、イノシシなどの山の恵みを狩猟し、栗やトチの実、山菜などを採集して、旬の食材を調理していた。発掘により、クジラやハンバーグのような料理、ニワトコで果実酒を作った痕跡も見つかっている。キャンプスクールでは、調理法も当時のままの縄文食を味わうことができるのも魅力。

御所野縄文キャンプスクール日時:9/18(土)13時~19(日)16時会場:御所野縄文公園(岩手県二戸郡一戸町岩舘字御所野2)tel : 0195-32-2652参加費¥50,000(予定価格) 定員20名https://goshono-iseki.com*キャンプスクール詳細と申込方法は、7/20(火)に上記ウェブサイトにて公開。

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