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たった10分放置で発症!? 赤ちゃんの“あせも”を予防するポイント2つ

  • 2015.7.2
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【ママからのご相談】

0歳の息子のあせもがひどくて悩んでいます。あせもになるとかゆがってかわいそうなので、できたら予防してあげたいです。おすすめの方法はあるでしょうか?

●A. 汗をかきにくい環境作りと、汗をかいたらすぐに拭きとることがポイントです。

ご相談ありがとうございます。ベビースキンケア講師のfurahaです。

ご存じの通り、赤ちゃんは大人に比べてとても汗っかき! 赤ちゃんの小さい体には、大人と同じ数の汗腺があるため、表面積に対する汗腺の密集度が高いのです。さらに、新陳代謝が活発で体温が高いため、大人の約3倍近くも汗をかきます。

また、『赤ちゃんの肌トラブルを防ぐ本』によると、『汗をかいたまま10分放置するとあせもができる』と言われているくらい、赤ちゃんはあせもになりやすいのです。

そんな汗っかきの赤ちゃんをあせもから守るためには、

・汗をかきにくい環境を作ること

・汗をかいたらすぐに拭きとること

の2点が非常に重要になります!

●赤ちゃんのあせもを防ぐためのポイント2つ

●(1)汗をかきにくい環境を作る

●〜室温編〜

自宅の室内環境を赤ちゃんにとって快適な状態にしてあげることが、あせも予防の第一歩です。

赤ちゃんにとって快適な室温は22度〜25度。少し寒いと思うかもしれませんが、大人に比べて代謝が活発な赤ちゃんにとってはこれくらいが適温です。

また、特に注意したいのが夜寝ている間! 気温が25度を超える夜は、冷房をつけっぱなしにしてあげましょう。冷房を止めてしまうとその瞬間から汗をかきだして、かいた汗を朝まで放っておくことになるため、あせものリスクが高まります。

エコではないと思われる方もいらっしゃると思いますが、これはあせも予防の観点からの意見であることをご理解ください。もちろん、冷房を使う際には赤ちゃんに風が直接当たらないようにする配慮も必要です。

●〜服装編〜

汗をかきにくい環境を作るために室温以外で注意すべきなのが、服装です。

洋服は、大人より1枚少なく着せるくらいが赤ちゃんにとっては快適です。「月齢が低い赤ちゃんには必ず肌着を着せないといけない」と、夏でも赤ちゃんには肌着の上にTシャツを着せている方がいますが、これは間違いです。

1枚着る枚数が多くなれば、もちろんその分汗もかきます。夏は肌着1枚、もしくは肌着に匹敵する吸水性のあるTシャツを1枚、どちらかを着せるだけで十分です。

また、夏になるとタンクトップの子ども服をよく目にしますが、実はタンクトップは脇下の汗を吸ってくれないので、半袖のほうが夏の洋服としては適しています。

汗をかいたらこまめに着替えさせることも、あせも予防のためには重要なことです。

●(2)汗をかいたらすぐに拭きとる

汗をかきにくい環境を整えてあげても、どうしても汗をかくことはあると思います。そこで重要なのが、あせもの原因である汗をできる限りこまめに拭きとってあげること!

前述のとおり、子どもというのは汗をかいたまま10分間放置するだけであせもになる可能性があります。気付いたらその都度汗を拭きとってあげましょう。

同時に、注意したいのが拭き方です。大人に比べて赤ちゃんの皮膚は薄いので、乾いたタオルやガーゼで拭いてしまうと摩擦で肌を痛めかねません。拭くときは濡らしたタオルやガーゼ、赤ちゃん用のウエットティッシュなど、必ず濡れた状態のもので拭いてあげましょう。

拭くときは上からポンポンと押さえるようにして、摩擦を極力避けるようにするのがおすすめです。

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「汗をかきにくい環境を作る」「汗をかいたらすぐに拭きとる」という2点を注意するだけで、あせもになる確率がぐっと減ります。あせもになったとしても軽度な症状のうちにこの点を意識することで、悪化を防ぐことができます。

初夏から要注意のあせも。この夏はしっかりと対策をして、大切な赤ちゃんのお肌を守ってあげましょう!

【参考文献】

・『赤ちゃんの肌トラブルを防ぐ本』すこやか肌を育てる会・著

●ライター/furaha(ベビーマッサージ講師)

息子の出産を機にベビーマッサージと出会い、現在は都内でベビーマッサージ教室とベビマの先生になりたいというママのための資格スクールを主催している。自身も子連れで資格を取得し現在も仕事をしている経験から、子どもと一緒に仕事をする! 育児と仕事どちらも諦めない! というママの新しいライフスタイルをコラムでも発信していきたいと考えている。

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