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夏のおうちティータイムに!かぎ針編みで作る便利でかわいいグラスホルダー

  • 2021.6.29

6月も後半となると、もう夏は目前。ここ北海道も、「夏日」と称される気温の日がやってくるようになりました。 さて、そんなこれからの季節は、冷たい飲み物が一層美味しく感じられます。近頃の私は、自宅で冷たい麦茶かアイスティーをグラスに注ぎ、それをソファで寛ぎながら飲むのが至福の時間なのですが、飲んでいる内にグラスの水滴で手が濡れてくるのがイヤでした。というのは、必ず本を読みながら飲むので、本を濡らさないよう、手をタオルで拭きつつ頁をめくるのが煩わしいからでした。なんとかならんかな〜と考え、 「そうだ!グラスにカバーをつければいいんだ!」と閃きました。

素材もデザインも涼しげに

という訳で、作ってみました。かぎ針編みのグラスホルダーです。夏なので、素材もデザインも涼しげにしてみました。

出典:リビング札幌Web

昨年の夏、家で過ごす時間が増えたことで、元々趣味だった編み物の時間も増え、その時の残り糸がありました。それの始末も兼ねての制作となりました。完成して早速使ってみたところ、思惑通りに手が濡れるのを防いでくれる上に、綿の手触りもサラッとしていて心地よく、今夏のティータイム&読書時間は快適間違いなしと嬉しくなりました。

できあがりまで

使用した糸です。今回は残り糸を使ったので、実際の必要量よりも明らかに多いです。ちなみに、左のグリーンの糸のラベルには25gの表示、アイボリーとピンクの糸は30gでした。下のイエローの小さい糸玉だけ計量してみたところ、2gでした。これも、全量は必要ありませんでした。素材はすべて綿100%。かぎ針は3号と4号を使います。

余計なお世話かもしれませんが…ほんの少ししか必要ないのにまるごと4玉に散財したくないよ〜と思う方は、100円ショップに行ってみましょう。今どきの100円ショップの手芸材料コーナーは夏糸の種類が豊富なので、有り難い存在です。 私がよく利用するのは、かぎ針等の編み物用品の品揃えが豊富な「キャン・ドゥ札幌エスタ店」と、素敵な色合いの糸が揃っている「セリア イオン札幌元町店」です。(グリーンの糸はセリアで入手しました。)

出典:リビング札幌Web

長編み・細編み・くさり編みで制作します。糸の太さは合太程度です。ゲージは、 長編み22目×10段=10cm角です。 ホルダーに入れるグラスは、円周19.5cm高さ11cmのサイズのものを使っています。このグラスホルダーについては、是非是非!無色透明のグラスを使ってください。その理由は、これからの制作過程のご紹介で明らかになります!

さあ、スタート!

底の部分から編み始めます。まずは作り目からスタート。人差し指に糸を2回巻きつけ、できた輪の周囲をこま編み12目を編み込んでいきます。じつはここは本来はイエローの糸で編むのですが、写真は、わかりやすくする為にピンクの糸を使っています。

出典:リビング札幌Web

4号針で編み始めます。12目まで編んだら、糸端をひいて最初に作った輪を引き締めて、最初の1目の細編みの頭に針を入れます。1段目編み終わりです。そして、ここでイエローの糸の使用も終わりです。実は、これから編むのは花のモチーフです。そして、1段目のイエローはその花の中心部となります。

底部分の編み図です。

出典:リビング札幌Web

2段目はグリーンの糸に替えます。1段目の細編み1目めの頭に針を入れ、くさり編み1目でたちあがり、こま編み1目編み、次にくさり編み1目編みます。1段目の2目めに針を入れて細編み、くさり編み…と繰り返していき、最後にひきぬき編み(編み図の黒点)で2段目終了です。

3段目はピンクの糸です。2段目の1目めの細編みの頭に針を入れ、くさり編み1目でたちあがり、次のくさり編みに針を入れて細編みを1目編みます。拙い編み図で恐縮ですが、ここは編み図をよ〜く見てください。この時、2段目の1目め(細編み)に細編みを編んでしまわないように注意!です。こま編みを編みつけるのは2段目のくさり編みの部分だけです。4段目からはアイボリーの糸に替えます。(編み始めは、編み図の「糸をつける」の長編み部分)5段目まで編んで底部分が完成です。

ここからが肝心!

底の編地を裏返しにします。この工程はくれぐれもお忘れなきよう。 5段目の長編み部分の1目め(裏返しにしているので、5段目の一番最後に編んだ長編み部分ということになります。)に針を入れて…

出典:リビング札幌Web

5段目のくさり編みをとばして細編みを48目編んでいきます。(下の編み図参照)

出典:リビング札幌Web

ここまで編むと、今編んでいるグラスホルダーに入れるグラスは何故、無色透明がオススメなのか?が、なんとなくわかってくるのではないかと…。

そこ(底)にあるヒミツ

これです。グラスの底に花が見えます。色付きのドリンクを入れて、飲み干した時にこの花が見えたら楽しいのでは?「ワタシだけのヒミツの楽しみ」といった気分にもなれそうです。 次は、グラスを包む周囲を編みます。

出典:リビング札幌Web
形が見えてきます

編み図です。これは6段目からの編み図です。これを編み進めていくとだんだんグラスホルダーらしき形が見えてきますよ。 6段目の細編みの上に長編みを編んでいきます。編み目の増減なしで48目編みます。ちなみに長編みの場合、編み始めのくさり編みを長編み1目分と数えるので、たちあがりのくさり目+長編み47目で合計48目となります。

出典:リビング札幌Web

8段目は、アクセントとして再びピンクの糸を使います。ここでまた注意事項があります。編み始めは、前の段(7段目)の長編みの3目め(前途したように、たちあがりのくさり目を含むので3目めとなります。)の頭に針を入れます。

出典:リビング札幌Web

こうなります。たちあがりのくさり編み3目を編んだところ。次に、同じ目に長編み1目を編んで、くさり編み1目、再び同じ目に「長編み2目の玉編み」を編みます。前段の2目をとばして先程の編み方を繰り返し、編み始めのくさり編みの頭に針を入れて引き抜き編みで8段目終了。

9段目はまたアイボリーの糸に替えます。 編み始めはくさり編み6目編みます。次に、玉編み2目の編み終わりと編み始めの間に針を入れ、長編み1目編みます。そしてくさり編み3目、長編みの繰り返しとなります。 編み図のように13段まで編みます。編み終わったら4号かぎ針を置きましょう。 13段目からは3号かぎ針で編みます。

完成まであと少し!

3号針で編む段の編み図です。これは、11段目からの編み図です。

出典:リビング札幌Web

13段目で編む長編みの合計は48目です。なので12段目のくさり編み部分に編むのは長編み2目になっています。くさり編みをくるむように針を入れて編んでください。ここを編み終わったら、完成までもうひと頑張りです。 14段目はくさり編み3目のあと、次の長編みの頭に針を入れて引き抜き編みをします。次に細編みを編みます。(たちあがりのくさり目1目は編まなくてOK)細編みを3目編んでから再びくさり3目を編み、ひきぬき編み…を繰り返し、最後は細編み2目編んで、12段目の編み始めのくさり編みの頭の部分に針を入れてひき抜き編みで、完成です!

このグラスホルダーは、自分用には勿論、8段目の長編み2目の玉編みの糸を替えることで、お客様用やご家族用と、複数揃えることができますよ。底にある「ヒミツ(という程でもないか…?)の花」の色も、どうぞ自分の好きな色にしてみてくださいね。 今年の夏のティータイムを楽しむ一助になれば幸いです!

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