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【毎日が変わる片づけのワザ(24)】「心理的安全性」は、実は家庭の中でも大切

  • 2021.6.27

整理整頓や片づけは、少しでも生活を快適にするために避けては通れない課題の1つですが、いざ取り組んでみたところで「なかなか片づかない…」という方は少なくないようです。そこで、整理収納アドバイザーとライフオーガナイザーの資格取得の際に学んだ内容から、仕事や家事、気持ちを片づけるときの基準にしていることを紹介します。

「心理的安全性」は、実は家庭の中でも大切

「心理的安全性」とは「一人ひとりが恐怖や不安を感じることなく、安心して発言・行動できる状態」のこと。Google社が「チームのパフォーマンス向上のためには、心理的安全性を高める必要がある」と発表して以来、多くの企業が注目しているそうです。

そのチームにおける心理的安全性を測る手法として、組織行動学者エイミー・エドモンソン氏が提唱した7つの質問があります。

質問1:「チームの中でミスをすると、たいてい非難される」

質問2:「チームのメンバーの間で、課題や難しい問題を指摘し合える」

質問3:「チームのメンバーは、自分と異なることを理由に、他者を拒絶することがある」

質問4:「チームに対してリスクのある行動を取っても安全である」

質問5:「チームの他のメンバーに助けを求めることは難しい」

質問6:「チームメンバーは誰も、他人の仕事を意図的におとしめるような行動をしない」

質問7:「チームメンバーと一緒に仕事をするとき、自分のスキルと才能が尊重され、活かされていると感じる」

「チーム」を「家族」に置き換えて考えてみると、これは、家庭における親と子どもの関係にも大切なことだといえるのではないでしょうか?

ある日のこと。某番組で「芸能人がずっとやりたかった〇〇(車関係)に挑戦」という企画をやっていました。隣に座ったプロドライバーの方が「素晴らしい! できてます!」などと、とにかくほめまくっていたのが印象的でした。そして、その言葉で緊張や恐怖に打ち勝つことができてさらに頑張れる挑戦者、という関係が見ていてとてもステキだったのです。

挑戦しようとする人には、前向きにほめながら併走してくれる応援者が必要。そう思いました。

年齢、性別、立場関係なく、怒られたり否定されたりすることで前向きになれる人はきっとほぼいないですよね…。自分自身のことを考えてみてもそうです。

さらに、今期ドラマが放送されている「ドラゴン桜」というマンガで紹介されている、受験に備えて「親目線」で大切なことをまとめた「東大合格家庭の十か条」の中にもヒントがありました。

その1:一緒に朝ご飯を食べること

その2:何か1つでも家事をさせること

その3:適度に運動させること

その4:毎日同じ時間に風呂に入らせること

その5:体調が悪い時は無理させず、休ませること

その6:リビングはいつでも片付けておくこと

その7:勉強に口出しをしないこと

その8:夫婦仲を良くすること

その9:月に一度家族で外食すること

その10:この10ヶ条を父親と共有すること

これを、シンプルに「受験生がいる家庭の十か条」として受け止めました。夫婦仲を良くすること=家の中の空気を悪くしないこと、子どもがホッとできる環境をつくること、つまりは心理的安全性のある家庭をつくることにつながるのではないかと。

娘は今年受験生。わたしは前向きにほめながら併走する応援者にならなくてはなりません。そして、怒ったり否定したりして娘の心にダメージを与えることは、彼女のパフォーマンスを低下させることはあっても、上げることは絶対にありません。

コロナの影響をまだ受けている厳しい状況のなかで受験に挑戦する娘に、できるだけ緊張や不安、ストレスを感じずに勉強できる環境をつくることが、わたしの一番大切な役目なのではないかと思っています。<text:なまけるための片付け/花太郎(整理収納アドバイザー) https://note.com/namake_kataduke>

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