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【【プロが教えるマスクの洗い方】】【マスク荒れ回避】のマスク選びと洗い方/美肌のプロ、スタイリストに聞きました

  • 2021.6.27

美肌のプロが教えるマスクの選び方&肌荒れ対策

教えてくれたのは…

ビューティーエディター

松本千登世さん

トータルビューティアドバイザー

水井真理子さん
<POINT1>話すときにズレにくいものを選ぶこと

よく耳にするのが『話すとマスクがズレる』という声。マスクがズレることで肌に摩擦が生じて、乾燥やバリア機能の低下を招き、肌荒れの原因にもつながることも。

水井さん

肌に触れる部分が少ない立体型のマスクは、口を動かしやすくズレにくいので、摩擦による刺激を軽減できます。顔型にフィットする、肌あたりのやさしい布マスクがおすすめ。


松本さん

私自身、“マスク荒れ”をあまり感じていないのですが、アドバイスをするならば、改めていうことでもないのですが、ワイヤー入りマスクを選び、できるだけ顔にフィットさせることでしょうか。鼻の形に合わせてフォームを立体的に整えることでズレにくく、肌へ触れる面積も少なくなるので、そのぶん摩擦も軽減できます。


おすすめはこれ!
アンダーアーマー UAスポーツマスク

¥3300

通気性に優れたポリウレタン製フォームと独自の立体構造により、運動時でも呼吸しやすく、快適なつけ心地を実現。調整可能なノーズブリッジが、顔の形に隙間なくフィット。抗菌加工が施されているので、汗による細菌の増殖を抑えます。

水井さん

『ジョギングしている人がつけているマスクなら、ズレないのでは』と、スポーツメーカーのマスクを探しているときに見つけたのがアンダーアーマーのマスク。鼻からあごにかけての立体型ラインがフィットして、話をしていてもズレません。また、洗ってもすぐ乾くので、生乾きによる雑菌繁殖も防ぎやすいです。


<POINT2>肌が荒れやすいならガーゼやシルクを内側にイン!
水井さん

マスクの中は、呼気が充満して“蒸し風呂”のような状態! 長時間装着していると、肌がふやけてバリア機能がどんどん低下します。また、マスクを外したときに肌が乾燥するのは、湿気が一気に蒸発するから。なので、湿気を取るために、ハサミでカットした綿のガーゼを布マスクの下にはさんでいます。


松本さん

日頃からマスクの摩擦に負けない丈夫な肌をつくることが大事ですが、肌あたりのいい薄いガーゼをマスクの下にはさむだけでも、肌への負担は違ってくると思います。ガーゼやシルクのマスクと、不織布の2枚使いならより安心。


たとえばこれ!不織布マスクに装着できるシルクインナーマスク
絽紗 スマートシルクインナーマスク

¥1430

“マスク荒れ”を予防するために開発されたシルク100%のインナーマスク。夏の着物に使われる「絽(ろ)」と呼ばれるシルクを採用。通気性に優れているため呼吸がしやすいうえ、速乾性も高くマスク内に余計な湿気がこもりません。ベタつかずさらりとしたつけ心地を保ちます。洗って繰り返し使えます(約8カ月間)。

<POINT3>日中の肌荒れ対策にバームを常備!
水井さん

肌の乾燥を感じるときは、皮膚に薄〜い膜をはるようにイハダの薬用バームをごく少量伸ばします。ワセリンが水分の蒸発を抑えるため、マスクを外したときも乾燥しづらいんです。塗る量が多いとベタつくので、トントンと指で少しずつ足すようになじませるのがポイント。


おすすめはこれ!
IHADA 薬用バーム

20g / ¥1485

高精製ワセリンと抗肌荒れ有効成分が、乾燥などの外部刺激から肌を守る保護バーム。肌にのせるととろけるような伸びの良いテクスチャーで、ぴたっと密着。ワセリン特有のベタつきを解消したライトなつけ心地。

人気スタイリスト発・マスクの洗い方&おすすめ洗剤

教えてくれたのは…

スタイリスト

小山田早織さん

スタイリスト

亀恭子さん

スタイリスト

野村和世さん
「肌に優しい」「低刺激」なエコストアの洗剤が人気!

水に溶けきらず繊維に付着した洗剤が肌トラブルを引き起こすケースもあるので、「肌に直接触れるマスクこそ、低刺激成分の洗剤を使いたい」という声が多数。そんな中、特に人気だったのがエコストア!

エコストア ランドリーリキッド(ユーカリ)

500ml ¥748

肌にも衣服にもやさしい弱アルカリ性の濃縮液体タイプの洗濯洗剤。人気の理由は、低刺激でありながら、汗や皮脂汚れをしっかり落とす洗浄力と、柔軟剤要らずのゴワつかない仕上がりにあり。

野村さん

ポリウレタン製の布マスクは、毎回ではないけれど、たまに他の衣類と一緒に低刺激な『エコストア』で洗っています。どんなときも、気をつけているのは洗濯ネットの使い分け。Tシャツやウレタンマスクを洗う標準コースのときは繊細なランジェリーを扱うブラ用ネットを使用します。そして布製のマスクを洗うドライコースのときは、目の細かいネットを使うことで、マスクの型くズレや素材の傷みを軽減できます。洗濯する際は、汚れが落ちやすいようマスクの内側を表にするのがポイント!


美肌のプロも「エコストア」を支持!

松本さん

天然素材のマスクを使用していますが、低刺激な『エコストア』の液体洗剤を溶かした水で押し洗いをしています。すすぎ残しがないようしっかりと洗い流したら、タオルで余分な水分を取り陰干し。口紅がついたときは、丁寧にこすり洗いをすると、きれいに落ちます。乾いたら『ARTQ ORGANIC』のアロマスプレー『マンスリーブレンドスプレー』を外側にシュッとひと吹き。マスクをつけているときの息苦しさが緩和され、気持ち良さが続きます。


水井さん

肌のことを考えると、洗剤はやっぱり無添加のものや低刺激なものがベスト。『エコストア』の洗剤は、少量でしっかり洗えるのでコスパ的にもおすすめです。


優しい香りと洗い上がりの「ランドレス」も注目!
THE LAUNDRESS デリケートウォッシュ

lady

475ml ¥3080

シフォンやレース、シルクなど、デリケートな素材専用の洗濯洗剤。植物由来成分配合で、洗った後の排水にも考慮した処方です。

小山田さん

マスクは外側にウィルスが付着しているため、軽く水洗いをしてから洗濯ネットに入れて、洗濯機で洗っています。子どもは別ですが、大人用の衣類は『ランドレス』を愛用。


野村さん

内側がシルクになったマスクの場合、『ランドレス』の洗剤でやさしく手洗いしています。せっかくおしゃれしていてもマスクがシワシワだと残念な印象に見えるので、乾いたら洋服と一緒にアイロンをかけて仕上げます。


子どもの肌着洗いにも使える「arau」もおすすめ!
arau 洗たく用せっけん

1.2L ¥880

溶解性に優れた植物由来の液体せっけん。ほのかに香る天然ハーブ「ラベンダー&スペアミント」を配合。柔軟剤なしでもふっくらとした仕上がりに。敏感肌の人はもちろん、子どもの肌着洗いにも使えます。

亀さん

布マスクを愛用していますが、肌に触れるものなので、子どもの衣類に使っている無添加せっけん『arau』で洗っています。ふんわり漂う天然ハーブの香りも気に入っています。


口紅汚れには、クレンジングオイルで予洗い
小山田さん

普段はアイメイクだけですが、人前に出る予定があるときはリップを塗ることも。マスクについてしまったら、クレンジングオイルを少量つけて揉み込むように水洗いをし、しっかりすすいでから洗濯ネットに入れて洗濯機で洗っています。


水井さん

繊維に付着した洗剤残りが肌トラブルの原因になりかねません。洗剤はもちろんクレンジングオイルを使ったときも、すすぎ残しがないようしっかり洗うことが重要!


マスク荒れ対策として心がけたいのは“肌への刺激を徹底的に避けること”。スキンケアももちろん重要だけれど、肌あたりのいい立体型マスクや低刺激な洗濯洗剤を取り入れて、マスクに負けない肌に!

取材・文/大森奈奈 構成/西村美名子

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