1. トップ
  2. ライフスタイル
  3. 【出産準備】助産師が本当におすすめする「出産&入院時にあると便利なグッズ」

【出産準備】助産師が本当におすすめする「出産&入院時にあると便利なグッズ」

  • 2021.6.26

出産時や産後の入院時にあると便利だなと思うグッズについて、助産師の目線からご紹介していきたいと思います。

栄養補給・水分補給のために

陣痛は子宮の収縮によって起こります。子宮の筋肉は疲労やカロリー不足になると収縮が弱くなり、陣痛が弱くなってしまうこともあります。長期戦の陣痛のためには、栄養が必要です。また、陣痛の間は汗をかき、陣痛を逃すための呼吸法は口が乾くので、水分補給も必要です。

おすすめの食べ物&飲み物

・栄養補給ゼリー(陣痛の合間に栄養が簡単に取れます)
・グミやチョコレート(陣痛の合間や夜間の糖分補給に効果的です)
・フルーツ(水分補給と一緒に糖分もとれます)
・ペットボトル入りの飲み物(院内ではお茶や水などが人気で夜間などは飲みたいものが売り切れていることもあります)

・ペットボトルに装着できるストロー(横になっているときは、ストローがないと飲みづらいです)

陣痛の痛みを緩和するために

陣痛の間は、痛みをできるだけ和らげてあげることが大切です。痛みは、温めると緩和されます。また、赤ちゃんが降りてくると、おしりを内側から押されているような強い圧迫感が出てきます。

おすすめの痛みを緩和するグッズ

・貼るタイプのカイロ(腰や下腹部に貼って温めます)
・靴下・レッグウォーマー(足元の冷えは陣痛を弱めることもあり、足首にあるお産のツボ「三陰交」を温めると有効な陣痛がくることがあります)
・テニスボール(赤ちゃんが降りてくるとおしりが圧迫されて痛みでつらくなります。ゲンコツやテニスボールで肛門を圧迫して、児頭を上に持ち上げる感じにして肛門への圧迫を逃します)

汗や疲れを緩和するために

陣痛中は汗をかきやすく、不快になることもあります。出産が長い状況になると、疲労や睡眠不足は体力を低下させることになり、気持ちも後ろ向きになってしまうことで分娩に時間がかかるようになってしまうこともあります。できるだけ、不快を和らげて気分を前向きになるようにしていくことが大切です。

おすすめの疲れを緩和するグッズ

・汗拭きシート(汗をかいたときに使うと、さっぱりして気分転換にもなります)
・リップクリーム(陣痛中の呼吸法を続けていると、唇が乾いてきます)
・ハンカチタオル・ハンドタオル(汗を拭くタオルはあまり大きくないほうが使いやすいと思います)
・うちわ(陣痛中に汗をかいたり、暑いときに仰いでもらいます)
・音楽(自分の好きな曲をかけると、気分も落ち着きます。携帯に入れておいたり、CDをかけてもらったりしても良いかと思います)

その他、入院中にあると便利なもの

出産時だけではなく、産後の入院中にあると便利なものをご紹介します。

入院中にあると便利なグッズ

・カーディガンなど薄手の羽織るもの(季節によってはパジャマだけでは肌寒いことがあります)
・メモ用紙・ペン(分娩時の様子を書き留めておいたり、助産師からのアドバイスなどをメモしておけます)
・携帯電話やスマホの充電器(出産の報告など携帯電話を使う場面も多く、いざという時に充電が切れているというトラブルを防げます)
・カメラ・ビデオ(スマホで撮っている方も多いですが、やはりきちんと残したい場合などに)
・S字フック(ベット柵など手の届くところに小さめなカバンやゴミ袋をかけておくと、陣痛中や授乳や抱っこなど動けないときに便利です)
・ハンガー(濡れたタオルなど一時的に乾かしておけます)
・ヘアゴム(髪の長い方は、出産時や産後の授乳や育児時には髪をまとめておくと邪魔になりません)
・乳頭の保護クリーム(ラノリンや馬油。乳首に傷ができたときや痛みが出てきたときに早めに塗っておくと悪化しづらいです)


うちわ、テニスボールなどは病院にあるところもあります。院内に売店がある場合も、品切れや営業時間外に必要になる場合もあるので用意しておくと安心です。病院にあるものについて、妊婦健診時などで看護師や助産師に確認しておくのも良いかと思います。その他、必要な持ち物は病院によって異なるので、早めに確認しておきましょう。


監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀

2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援。訪問時の相談は多岐にわたり、おむつなし育児アドバイザーとしてトイレトレーニングなどの相談も。一児の母。

ベビーカレンダー編集部

元記事で読む
の記事をもっとみる