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【アストロカウンセラー・まーさ】蟹座の守護星、月について

  • 2021.6.26
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月は私たちにとって最も身近で、でも同時につかみにくい、多様性を含んだ天体だと感じます。

そもそも地球から一番、近く、目で見て変化を理解しやすいし、占星術では、その人の月星座の資質が「生まれたとき、最初に表れる性質」だという考え方もするので、つまり、一番つき合いの長い天体だという意味でも月は身近です。

実際、全惑星の中で、占い師に(それ以外の人にも)一番、好かれているのも月でしょう。

月は一般に、その人の感情や本能的な判断などなど、人間としての根源的な部分(ある種、理性や経験だけではどうしようもない部分?)に関係すると言われますが、個人的に思うのは、月は「こういうことを司る星です」と言い切るにはいい意味で、かなり「揺らぎ」のある存在です。

知ろうとし過ぎ、注目し過ぎると振りまわされるけれど、こちらが何かを一生懸命にやり、月のことは気にかけながらも別のほうを向いていると、必ず月は寄り添ってきて、確実に自分自身をさまざまな形でフォローしている。黙って味方についている。そんな性格の星だということです。

また、同じ月と言っても、それぞれのタイミング(新月、満月などフェーズ)や、その人自身の中にある月(月星座)によっても、「月をどんな存在としてとらえるか」が劇的に変わってきます。

それも、この天体の特徴なので、本当の意味で月を知るためには、自分もいい意味で揺らぎながら、枠を作らず向き合い、いろいろなタイミング、角度から生涯を通じて教えてもらうといいでしょう。 そのくらいの長いつき合いがとても似合うし、月自身も私たちに望んでいることなのではないかと、私は思います。

月星座は、これも諸説ありますが、基本的にはその人の感情面や本能に基づいた考え方、対応術などに現れることが多く、大人になって自立し、太陽星座がかなり力を発揮し始めるまでは、先頭に立って本人を守る性格です。

私的には、太陽星座がその人の本質で、「進むべき、発揮すべき方向性」を表わし、月星座は「“こうであることが望ましい”と感じる指針、ある種教育のようなもの」だと考えています。 太陽と月は「こうでありたい」と「こうであるべき」の関係で、そこに矛盾があれば人は苦しみますが、でも、その差から人は多くを学ぶこともできます。

お話/まーさ先生

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