「遺れる」は何と読む？読めたらスゴい難解漢字、正解は...？

忙しくなると本来やらなければいけない事を、うっかりそのままにして放置してしまった経験は誰しもがあるのではないでしょうか。

今回はそんな「やるべき事を気づかず放置してしまった」ことに関連する漢字をご紹介したいと思います。

「遺れる」という漢字なのですが、一体何と読むのでしょうか？

「遺」という字は「遺言（ゆいごん）」や「遺書（いしょ）」という時に使われますが、今回はその読み方はしません。

さっそく例文から考えてみましょう！

「会社の休み時間に、家の冷房の消し遺れに気がついた」

例文からわかった、という方も多いと思います。

それでは正解を発表します！

正解は「遺れる」と書いて「わすれる」でした！

さっそく「遺れる（わすれる）」を辞書で調べてみましょう！！

日頃よく目にする「忘れる」で辞書を引いてみると…

【忘れる】①経験したり覚えたりしたことが、記憶から消えて無くなる。②他のことに心を奪われていて、その時どきの最も重要な事柄を意識できない状態になる。③うっかりして、その時当然すべきことをやらないままにしてしまう。「ガスを消しー」表記③は、「《遺れる」とも書く。

出典：山田忠雄、倉持保男、上野善道、山田明雄、井島正博、笹原宏之編、『新明解国語辞典』（第八版）、三省堂（2020年11月20日第八版発行）p.1691

③の意味だけ「遺れる（わすれる）」と表記するのですね！

いかがでしたか？

「遺れる」は「わすれる」と読みます。

普段読み慣れている「忘れる」という漢字の他に、他の表記があるのは驚きですね！

他にも漢字には普段読み慣れている字でも、異なる表記をする場合があります。

気になった方がいれば、ぜひ調べてみてくださいね！