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「恤む」は何と読む?読めたらスゴい難解漢字、正解は...?

  • 2021.9.25
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小さい頃、両親や親戚からお年玉をいただいていた方も多いと思います。また、逆に歳をとるにつれて、お年玉をあげる側になった方も多いはずです。

今回はそんな「金や物を与える」という意味を表す漢字をご紹介したいと思います。

「恤む」という漢字なのですが、一体何と読むのでしょうか?

「恤む」の読み方!

「りっしんべん」に「血」の組み合わせの「恤」というこの漢字。ちょっとおどろおどろしく、見たことがない方が多いと思います。

なお「恤む」は、ただ単に「金や物を与える」という意味ではなく「かわいそうに思って」与えるという意味で使われますよ。

また「情けをかける」という意味で使われることもあるようです。

それでは、例文から読み方を考えてみましょう!

「困っている知人に食料を恤む」

何となく読み方がわかった、という方もいるのではないでしょうか?

それでは、正解を発表します。

正解は「めぐむ」でした!

「恤む」の意味

「めぐむ」は基本的に「恵む」と書きますよね。「りっしんべん」と「血」が組み合わさることで「恤む」と書くなんて、ご存知なかった方がほとんどだと思います。

なお、意味は「恵む」も「恤む」も同じです。

【恵む】①情けをかける。あわれむ。②かわいそうに思って、金や物を与える。「こじきに金をー」表記「〈恤む」とも書く。

出典:山田忠雄、倉持保男、上野善道、山田明雄、井島正博、笹原宏之 編、『新明解国語辞典』(第八版)、三省堂(2020年11月20日第八版発行)p.1536

 

同じ意味・読み方の言葉に、二つ以上の漢字が当てられているなんて面白いですよね。

でも、どうして「恤む」と書くんでしょう? いや、そもそも「恵む」も成り立ちが気になる…。

一つの漢字が成立するに至るには、様々なエピソードがあります。気になる方はそちらも調べてみてください。

まとめ

いかがでしたか?

「恤む」は「めぐむ」と読みます。

「恵む」はよく使う言葉なので、別の表記を知っていたら周りに自慢できるかも? この機会にぜひ覚えていってくださいね!