今回ご紹介する漢字は「付会」。
「付ける」「会」と書きますが、何かの会や集まりに関する言葉ではありませんよ。
「ふかい」とも読みますが、今回は違う読み方を4文字で考えてみてください!
さて、一体なんと読むのかわかりますか?
「付会」の読み方!
では、早速「付会」の読み方を発表します。
「つけかい」と読んだ方は、不正解!「会」は「え」とも読みますが、「ふえ」でもありませんよ。
ヒントは、何かと何かをむりやり関連づけるときに使う言葉です。「こ」から始まり「け」で終わる4文字の言葉を考えてみてください。
「下手な理由を付会る」「むりに付会て考える」などの使い方をすることが多いでしょう。
そろそろ読み方はわかりましたか?
正解は「こじつけ」でした!
「付会」の豆知識
では、「付会(こじつけ)」とはどういう意味なのでしょうか。
本来関係のないことを、無理に理屈をつけて他の事柄に結びつける。
出典:北原保雄編、明鏡国語辞典第二版、大修館書店(2017年4月1日版)p.613
また、「付会」の字を使った四字熟語に「牽強付会(けんきょうふかい)」というものがあります。こちらの意味は次のとおりです。
道理に合わなくても、自分の都合のよいようにこじつけること。
出典:日本漢字能力検定協会、漢検四字熟語辞典第二版(2021年2月20日版)p.180
「牽強」は無理にこじつけること、「付会」はばらばらになっているものを1つに合わせることを意味しています。
まとめ
いかがでしたか?
「付会」は「こじつけ」と読みます。
日常生活では「こじつけ」とひらがなで書くことがほとんどですが、昔に書かれた文学作品を読んでいると「付会」と漢字で書かれていることもありますよ。
ぜひこの機会に覚えてみてくださいね!
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