古くから伝わるおもちゃや遊びにはいろいろなものがあります。
独楽(こま)やカルタ、おはじきなどで遊んだ経験がある方も多いのではないでしょうか?
今回は昔ながらのおもちゃにちなんだ漢字から「不倒翁」をご紹介します。
さて、一体なんと読むのかわかりますか?
「不倒翁」の読み方!
「翁」は「おきな」とも読みますが「ふとうおきな」ではありません。
「ふとうおう」とも読みますが、今回は8文字の言葉を考えてみてください。
ヒントは、倒しても倒しても起き上がるおもちゃの名前です。何度倒しても起き上がることから、縁起物としても知られています。
「不倒翁」のほかに「起き上がり小法師」と書くこともできますよ。いかがでしょう? もう読み方は分かりましたよね。
正解は「おきあがりこぼし」でした!
「不倒翁」の豆知識
みなさんは「不倒翁(おきあがりこぼし)」で遊んだことはありますか?
「はじめて聞いたよ」という方のために、どのようなおもちゃか簡単にご説明します!
だるまなどの形をした人形の底におもりをつけて、倒してもすぐ起きあがるようにしたおもちゃ。おきあがりこぼうし。
出典:北原保雄編、明鏡国語辞典第二版、大修館書店(2017年4月1日版)p.227
「不倒翁」は福島県会津若松市で、1月10日に毎年開かれている十日市で縁起物として売られています。
家族の数よりも1個多く買う風習があり、そうすることで財産が増えて家族が繁栄すると言われているそうです。
昔ながらの「不倒翁」の多くは、白地に赤で彩られたものが多く見られます。
赤が魔除けの色とされてきたこと、法師の衣装の中で最も位の高い色が赤とされてきたことが由来となっているそうです。
まとめ
いかがでしたか?
「不倒翁」は「おきあがりこぼし」と読みます。
「不倒翁」のように、七転八起、失敗しても諦めずに立ち上がる毎日を送りたいですね!
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