世の中には毒きのこと呼ばれるものがいくつも存在します。
食べると腹痛や下痢を引き起こすものから、触るだけで炎症を起こすものなど種類はさまざまです。
さて、今回はきのこに関する漢字から「王茸」をご紹介します。
「王茸」は毒きのこではなく、スーパーにも普通に売られているものですよ。
一体なんと読むのかわかりますか?
「王茸」の読み方!
では、早速「王茸」の読み方を発表します。
「おうきのこ」と読んだ方は、不正解!もちろん「おうたけ」でもありませんよ。
「王茸」にはいくつか種類があり、「はたけ王茸」や「本王茸」、「ブナ王茸」などがよく知られているものです。
「ブナ王茸」は灰褐色から薄茶色のカサをもち、軸は白色をしています。
お鍋に入れたり炒め物したりと、さまざまなレシピで活用できるきのこです。
さて、そろそろ読み方はわかったでしょうか?
正解は「しめじ」でした!
「王茸」の豆知識
あの「王茸(しめじ)」がこのような漢字を書くなんて、びっくりされた方も多いのではないでしょうか?
ちなみに、辞典には下記のように記されていました。
秋、雑木林の地上に群生するキシメジ科のキノコ。色は淡い灰色で、柄の下部が太い。「匂い松茸、味しめじ」といわれ、味はよいが香気は少ない。ホンシメジ。
出典:北原保雄編、明鏡国語辞典第二版、大修館書店(2017年4月1日版)p.767
よい味がするので、料理にもいろいろと使われているのですね。
ちなみに、「しめじ」は「王茸」のほかに「占地」や「湿地」とも書くことができます。
なお、ひとくちに「王茸」と言っても、実は「本王茸」と「ブナ王茸」はまったくの別種なんですよ。「本王茸」は高級品なので、なかなか手に入らないそうです。
まとめ
いかがでしたか?
「王茸」は「しめじ」と読みます。
高級品と言われる「本王茸」は、1パック300~600円ほどで売られていることが多いようです。高いだけあって、「ブナ王茸」よりもうまみが詰まっていて美味しいと言われています。
見かけたらぜひ食べてみてはいかがでしょうか?
※現在発令中の一部地域を対象とした「緊急事態宣言」を受け、『TRILLニュース』記事制作チームでは、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、より一層の管理体制強化をしております。