「殺ぐ」は何と読む？読めたらスゴい難解漢字、正解は…？

さあ、今から勉強でも始めようかな、と机に向かい始めたときに限って親から「勉強しなさい！」と言われた経験はありませんか？

タイミング悪く強い口調で言わると「今からするところだったのに！」とやる気を失ってしまいますよね。

さて、このようなシチュエーションで使う言葉から今回は「殺ぐ」をご紹介します！

一体なんと読むのかわかりますか？

では、早速「殺ぐ」の読み方を発表します。

ヒントは「やる気を殺がれる」や「竹を殺ぐ」といったときに使う言葉です。決して物騒な意味ではありません。

普段使っている漢字だと「削ぐ」と書くこともできますよ。

もう読み方はわかりましたね！

正解は「そぐ」でした！

では、「殺ぐ（そぐ）」とはどういう意味なのでしょうか。

①薄くけずりとる。また、えぐるようにけずりとる。
②先端をけずってとがらせる。
③弱くする。なくなるようにする。

出典：北原保雄編、明鏡国語辞典第二版、大修館書店（2017年4月1日版）p.996

「殺ぐ」は削るという字を使って「削ぐ」とも書けることから「けずりとる」「けずってとがらせる」などの意味で使われています。「殺ぐ」と「削ぐ」はどちらも同じ意味です。

しかし、なぜ「殺」が「そぐ」という意味をもつのでしょうか？

「殺」の左半分はたたりを引き起こす獣を、右半分は長い戈（ほこ）を表しています。戈を使って獣を殺し、たたりを減らすことから、「そぐ」の意味をもつようになりました。

いかがでしたか？

「殺ぐ」は「そぐ」と読みます。

やる気が殺がれる前に、何事もはやめはやめに行動するように意識していきたいですね…！

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