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舞台は日本庭園。「生態系へのジャックイン展」で自然と生き物を考える

  • 2021.6.24
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思考実験とプロトタイピングを通してありうる都市の形を探求するリサーチチーム 「METACITY」が、『生態系へのジャックイン展』を企画。7月24日(土)から8月8日(日)までの15日間、「千の葉の芸術祭」のプログラムとして夜間限定で開催することに。千葉県千葉市の日本庭園「見浜園」を舞台に、14組の若手アーティストの作品が展示される。アートを媒介にして、自分を取り囲む生態系について今一度考えたい。

舞台は日本庭園という拡張環境

伝説的SF小説『ニューロマンサー』の冒頭は、千葉の空を見上げるシーン。サイバースペースへとジャックインする主人公たちは、都市計画とインターネットに囚われた現代人に似ている。そんな私たちが、多様な生物と無生物がひしめく世界へと帰還するには……?

そんなコンセプトのもと企画された『生態系へのジャックイン展』。日本庭園という、自然を人為的に再構成することで本来以上の意味を創造する拡張環境に、気鋭アーティスト14組の作品を展示する。それらは全て幽玄の思想を追い求めた茶の湯のプロセスになぞらえて配置。理想化された電脳空間でも素朴な自然世界でもない、様々な認知世界が響き合う場となっている。

参加するのは、映像作家の石川将也、⼈⼯⽣命研究者集団ALTERNATIVE MACHINE、建築家の関野らん、都市音楽家の田中堅大、現代アーティストのノガミ カツキ、サウンドアーティストのRay Kunimotoなど、幅広いアーティストの面々。

美しくライトアップされた夜の庭園に一歩足を踏み入れて“ジャックイン”すれば、自然と技術とアートの結節点となる作品を通して、生態系の新たな側面が見えてくる。この展覧会を通して、都市計画とインターネットという二重グリットからの脱出を図ろう。

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