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失恋は「整理」することで、次の恋が幸せになる

  • 2015.7.1
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はじめまして、恋愛作家の片瀬です。失恋の恋愛相談の中で多いのが「別れた彼のことが忘れられず、新しい恋ができません」というもの。おもしろいもので、自分が振った時は引きずらない恋も、失恋する側となると、どうしても引きずってしまいます。

それは、あなたの恋愛の部屋が、必要なものと今は出番ではないもの、さらには必要ないものまで、ゴチャゴチャになっている、生活の中心であるリビングにオールシーズンの服がかかっているような状態。

整理ができていない部屋に、人を招きたいとは思えませんよね? 同じように、恋の整理も出来ていなければ、新しい出会いを引き寄せることなんてできません。今回は、恋の整理術で、出会いやすい私になってみましょう!

自叙伝を作る

あなたの忘れられない恋を書き出してみてください。出会いから絶頂期、すれ違いや失恋。そんな恋を誰に読ませる必要もありませんので、赤裸々に。私自身もやりましたが、おもしろいほどに感情移入して泣いちゃうこともあります。

とくにその恋愛に対する思い入れが強ければ強いほど。でも、その後スッキリしている自分がいるのです。書くポイントとしては状況と気持ちを必ずセットにして書く。例えば以下のような感じで構いません。これは、恋の整理<今あるものを把握する>状態です。

「毎日のようにメールがくる。愛されているって実感」「デートに誘っても断られることが増えている。ケンカも多い。他に好きな人がいるんじゃ? という不安で彼を疑ってしまう」

編集者になって、赤ペンを入れて

自分の自叙伝を読み返して、赤ペンを入れてください。この赤ペンの入れ方は、先ほどの例にあるの以下の場合、「断れらる事が増える」という点に赤ペンで○をつけて「自分の都合で断ってくる男」というように、彼を客観的に書いてみてください。(※記事内では“”で囲みました。)

「デートに誘っても“断られること”が増えている。ケンカも多い。他に好きな人がいるんじゃ?という不安で彼を疑ってしまう」

嬉しいことの場合は、あなたの感情に対する感想「愛されるってしあわせで満たされるね」「デートってきゅんとするよね」といった具合で、全面的にあなたの味方になる。これは、恋の整理<仕分けが出来た>状態です。

最後は、赤ペンを含めた自分の気持ちを書く

あなたはあなたの味方になってください。もちろん、「100%、私が正しいの?」と思うこともあるでしょう。でも今は、全面的にあなたが正しいのです。

「自分勝手で、彼女の気持ちを無視するような男は、別れてよかったよ! 振ってくれてありがとう!」

最後は、感謝の気持ちで〆てください。この感謝の気持ちで終わらせるのには意味があります。この自叙伝を見ると、しあわせな気持ちや恋する思いを、あなたはたくさん感じています。

嫌なことも、もちろんありました。彼と私は縁がなかった。でも、恋愛は決して嫌なものではない。

このふたつの思いを明確に分けるためです。感謝出来なければ、相手だけではなくその出来事(今回で言うところの恋愛)が嫌なものになってしまいます。ですから、遠慮なく感謝してください。

整理された部屋は気持ちがいい

過去という、過ぎ去ったものに未来まで縛られないでください。あなたは今から、素敵な未来が待っているのです。

そのために、一度ゴチャゴチャになった恋の部屋を整理することが、素敵な出会いをする未来のあなたへの今出来る最高のプレゼントではないでしょうか。

(片瀬 萩乃)

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