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転勤後はじめての家族生活…思い通りにならずイライラする夫にため息/転勤から帰った夫との夫婦仲(3)【夫婦の危機 Vol.91】

  • 2021.6.21
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■前回のあらすじ
転勤から帰ってきた幸樹は、休日の夕食を作り終え1人でジムに行こうとする。しかし、ワンオペで仕事と育児を頑張ってきた妻の藍子には納得のいかない表情をされてしまい…。

<夫 SIDE STORY>
僕は幸樹。メーカー勤務の営業マンをしている。

妻の藍子が出産を控えていた4年前、僕は家族が増えることを心から楽しみにしていた。しかし、ある日会社の上司に呼ばれ「関西の営業担当が突然辞めることになってしまって、同じ業務を遂行できる人が君くらいしかいないんだよ…」と転勤を告げられてしまった。

いずれ転勤になることはわかっていたけれど、初めての子が生まれる直前に決まるなんてショックだった。そして、藍子も一緒に来てくれると思っていたけれど…。


藍子はもともと仕事をすることが好きで、育休後も今の会社で復帰したい気持ちが強いこと、そしてゆかりのない土地で初めての子育てをするのは不安なので、実家に頼りながらも住み慣れた今の場所に残りたいと…。

僕としては赤ちゃんの成長を毎日見られないことが寂しかったけど、頼れる人のいない土地で藍子が心細い思いをしながら子育てするのは確かにつらいだろうし、週末は会社の経費を使って帰れるので、単身赴任することで折り合いがついた。

そして無事娘の鈴も生まれ、TV電話をしたり週末に帰ってくることで、なかなか会えないながらも家庭は円満だった。

藍子の1年半の育休が終わり、働き始めて3年。別々の生活が4年以上経ち、娘の鈴は4歳になった。そして遂に僕の単身赴任も終了することに。本社に戻れることになった僕は「やっと家族で暮らせる! 鈴とも新幹線の時間を気にせず過ごせる!」と喜んでいた。

しかし、いざ帰ってくると…。


同じ家で毎日暮らしてみて、僕は驚いた。週末に帰るときにはいつだって家は片付いていたのに、平日は散らかっている。僕が片付けても、鈴がすぐにまた散らかす。鈴のワガママもひどい。やりたい放題で、僕が頼んでも言うことを聞いてくれない。そのことを藍子に話しても取り合ってくれない。

それに加えて藍子は「幸樹も食事を作ってよ!」と言う始末。「わかったよ、週末の食事作りと掃除はオレがやるよ」と答えたが、いつも時間ができれば手伝っているのに、どれだけ僕が家事をすれば藍子は満足するのだろう…?

次回に続く(全8話)毎日19時更新!


※この漫画は実話を元に編集しています

(ウーマンエキサイト編集部)

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