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塾弁はどう乗り切る?共働きでも無理なく作れるコツ

  • 2021.6.18
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中学受験に向けて塾通いをする際、必要となることが多いのがお弁当です。週に2~3回夕方に持たせるというのは親にとって負担が大きいところ。塾弁を作る上で知っておくべきことと、用意するためのコツを見てみましょう。

通塾するのは週に3日程度

中学受験塾は大手から個別までありカリキュラムもさまざまですが、週にどのくらいの日数で通う必要があるのでしょうか。(オプションの講座やテストなどは除きます)
まず4年生では、平日2日という塾が一番多くなっています。
5年生では多くの場合週3日となります。受験学年の6年となると週に3日~4日になります。中には5日通う必要があるという塾も。

曜日も、平日のみではなく平日2~3日と土曜もしくは日曜に1日などのカリキュラムとなる場合もあります。土日には半日などの比較的長い時間となることが多いでしょう。

塾にいる時間は、平日の平均で「3時間以上4時間未満」が34%、「4時間以上」が16%となり、3時間以上となる小学生が約半数となります。

土日の平均では「通っていない」が36%ですが「4時間以上」が28%、「3時間以上4時間未満」が15%となり、土日に授業があると長時間になる傾向があるようです。

平日は基本学校から帰宅後となるため、多くの塾が17時くらいに開始となります。終了は20時や場合によっては21時近くになることもあり、間の休憩でお弁当や軽食を食べる時間があることもあります。

塾弁が生じるケースは主に中学受験コースに通う場合となります。中学生は部活があるため、塾の授業開始が19時くらいとなっており塾弁が不要なことがほとんどだからです。

※「かしこい塾の使い方」調べ

塾弁で気を付けたいポイント

塾の休憩時間で食べるお弁当や軽食を「塾弁」と言います。
平日は週2〜3日、土日にも必要な場合があります。塾弁を作る際に気を付けたいポイントはどんなことでしょうか。

・食べやすいものにする

お弁当というと時間をとってゆっくり食べられるというイメージがあるかもしれませんが、塾での休憩時間はそこまで長くないことがほとんどです。30分程度時間がある塾もありますが、10分程度しか時間がない塾もあります。

食べやすいものや、手が汚れにくいものにするといいでしょう。普段より小さめの一口サイズにする、サンドイッチは1つずつクッキングシートで包むなど、工夫してみましょう。

帰宅が比較的早い時間の場合は、塾ではおにぎりだけにして帰宅後夕飯を取る、という家庭もあるようです。

・量を多くしすぎない

子どものことを考えてついボリューム満点のお弁当を用意しがちですが、食べる時間が短いと食べきれないということがありますし、満腹になってしまうとその後の授業で眠気が増し集中力が低下します。早食いが必要となると消化にもよくありません。腹八分目となる量にしましょう。

・食中毒に気を付ける

塾弁は、作ってから食べるまでに時間が経っていることも多くあります。特に夏場は注意が必要です。保温機能がついたお弁当箱を使用する場合、熱い料理は熱いまま・それ以外はしっかりと冷ましてから詰めましょう。

詰める前にお弁当箱を熱湯消毒しておくことも大切です。お弁当に乗せるだけの抗菌シートなどもありますので、うまく活用しましょう。

・栄養も意識する

糖質は脳の栄養となるので、糖分が取れるものを用意しましょう。野菜や果物も定期的に摂れるようにするといいですね。血糖値の急上昇を抑えることができます。茹で野菜にかつお節を和えると、栄養バランスが良くなるだけではなく、水分を吸収して傷みにくくなります。

・作ることを頑張りすぎない

毎回しっかりと作らなくてはいけない、キャラ弁など凝ったものにしてあげたいなど、頑張り過ぎてしまうと負担になってしまいます。中学受験は長期間臨むものなので、時には息抜きをして負担を軽減しましょう。

コンビニやファーストフードなどを利用することに罪悪感を持つ方もいますが、利用している子は少なくありません。時には無理をせず出来合いのものや宅配なども上手に利用しましょう。

時短で塾弁を作るコツ

中学受験を控える家庭では共働きしているというところも少なくないですね。フルタイムで仕事をしていなくても、週2~3日お弁当を作ることは少なからず負担となります。長い受験生活で無理なく塾弁を作るためのコツを見ていきましょう。

・晩御飯のおかずをアレンジする

お弁当用に新たなおかずを用意するのは大変ですが、晩御飯と同じものでは飽きられてしまうという悩みもあります。晩御飯のおかずを多めに作り、お弁当にはひと手間だけ加えてアレンジしてみましょう。

例えば、きんぴらごぼうを海苔巻きにする、ひじきをいなり寿司にするなど。卵でとじるだけでも印象が変わり食べやすくなります。

・作り置きおかずを用意しておく

晩御飯の準備や休日などに作り置きおかずを用意しておくと、お弁当がスピーディに出来上がります。お弁当だけではなく、普段の晩御飯の副菜などにも活用出来て便利です。

・冷凍しておく

作ったおかずを小分けにして冷凍しておけば長期保存が出来るため、10分程度あればお弁当が完成します。自家製の冷凍食品で作るお弁当の本も出版されているので参考にしてみましょう。

作って小分けにしたおかずを半解凍や自然解凍で詰めることができるので、夏場には保冷にもなって一石二鳥です。

・スープジャーを利用する

低温でじっくり調理することが出来るスープジャーを活用すれば、朝は具材を温めジャーに注いで密閉するだけで完成します。食べる頃にはしっかり火が通るので、煮込む時間が必要ありません。

また、保温だけではなく保冷効果もあるので夏場はフルーツなどを入れても良いでしょう。

お弁当箱を使い分けよう

今はお弁当箱もさまざまな機能があり種類が豊富です。用途により使い分けましょう。

・保温性が高い

温かいまま食べることができる工夫をしてあげると、より美味しく食べることができます。お味噌汁やスープなどの汁物を温かいまま持たせることのできるお弁当箱だと、うどんやカレーなども入れることが可能です。特に受験が本格化する冬には重宝しそうですね。

・使い捨て

子どもが帰宅するのが21時過ぎで、それから洗い物をすると親の負担が大きくなります。おかずによっては使い捨てのお弁当箱を使用するなど使い分けることで、無理なく塾弁を続けることができるでしょう。

・真空に出来る

最近では真空状態で密閉保存ができるお弁当箱もあります。夏場は傷みが心配ですので、少しでも安心して持たせることができますね。

・普通のお弁当箱

長い塾の合間に食べる塾弁は、息抜きの時間でもあります。保温や保冷が必要な夏冬以外なら、普通のお弁当箱を使っても良いでしょう。子どもの好きなキャラクターのものであれば、気持ちがリラックスできるかもしれませんね。

筆者の小学4年生の息子は、夏休み明けから塾のコースを変更する予定です。2教科から4教科に変更するので軽食が必要になります。仕事と重なる日は、朝作って冷蔵庫に入れておき、持たせる前に温めることになりそうです。今は多機能なお弁当箱が増えているので保温できるものや真空に出来るものも探すつもりです。
塾弁は親も大変な面が多いですが、塾に通う子どもが少しでもやる気を出せるように、工夫しながら手助けしていけるといいですね。

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