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【美輪明宏からの心の処方箋】雨を学ぶ

  • 2021.6.17

このコーナーは、美輪明宏さんの公式サイト「美輪明宏 麗人だより」の人気コーナー「本日の処方箋」から出張していただきました。美輪明宏さんからあなたへのメッセージをお届けします。

〜雨を学ぶ〜

皆さんは、雨の種類をどれくらいご存知でしょうか。
小雨、夕立、霧雨、五月雨、時雨くらいはご存知でしょう。
正確に数えたことはありませんが、この日本には雨の種類がとても多いのです。
最近はあまり耳にすることはなくなりましたが、小糠雨、驟雨、篠突く雨、宿雨、地雨、などもあります。
ご存知ない方は、ぜひお調べくださいましね。
日本人の感性って面白いですよ。
雨一つをとっても、「雨が降っている」というのと、「篠突く雨が窓をたたく」というのでは、情景が変わってくるでしょう。
一つの言葉だけでは表現方法を単調にしがちですが、いくつもの言葉を知ると表現の幅が広がりますし、人生をより何倍も楽しむことができるのです。
晴耕雨読という四字熟語があります。
文字通り、晴れの日は耕し外で働き、雨の日は家の中で本を読んで知識や教養を身につけるという生活の方法の意味です。
雨の多いこの季節にこそ、雨の種類も勉強して知識を少し増やしてはいかがでしょう。

そういえば、いつの頃からでしょうか、この日本でゲリラ豪雨という言葉が生まれましたが、何だかあまり美しい言葉ではありませんね。
ゲリラ豪雨に代わる、美しい雨の言葉を、あなた作ってくださいません?
例えば「パチンコ大当たり雨」とか?「天女のよだれ雨」とか?
いかが?美しいでしょ?
あれ?

※公式モバイルサイト「美輪明宏 麗人だより」より

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