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雑誌からヴィジュアルブックまで、5ブランドから届いた“深掘る”ための書籍|デザイナーたちから言葉の贈りもの vol.11

  • 2021.6.16
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つねに自分自身や社会と向き合うデザイナーは、まるで哲学者のように多くのアフォリズムを残してきた。こんな時代だからこそ、彼ら彼女らから放たれた普遍的なメッセージにじっくりと触れたい。レジェンドから新鋭まで、言葉にまつわるあれこれ。

ブランドの世界に触れる本

クリエイティブディレクター自らが陣頭指揮を執り、編集・企画した雑誌や、ファッションの枠を超越した活動をまとめたヴィジュアルブックまで、5ブランドから届いた“深掘る”ための書籍。

GUCCI

『BEATEN & BLOWN BY THE WIND』
Bruce Gilden

ブルックリン生まれの写真家、ブルース・ギルデンが、グッチの2020年プレフォール コレクションを着た人々をローマで撮影した限定版アートブック。アレッサンドロ・ミケーレのクリエイティブ・ヴィジョンのもと収められたストリート写真は、情熱的でリアル。「ブルースは人間性を詩的なまなざしで見つめる、素晴らしい人」とミケーレ。(€180/IDEA)

PRADA

『PRADA』
Miuccia Prada

ラフ・シモンズを共同クリエイティブディレクターに迎えたショーも話題となったばかり。その革新性あるプラダのファッション、コミュニケーション、建築、映画、アートに関するプロジェクトを1冊にまとめた贅沢ブック。ファッションハウスという狭義に留まらないプラダの社会に対する姿勢がわかるドキュメンタリー。(¥14,000*予定価格/プラダ)

LOUIS VUITTON

『UKRAINE』
Synchrodogs

『ORIENT EXPRESS』
Sarah Moon

ファッションフォトグラファーが自らのEYE(アイ)=視点を通じて、街や地域、国の魅力を捉える「ルイ・ヴィトン ファッション・アイ」シリーズ。オリエント急行に乗り込んだサラ・ムーンに続き、最新作はエッジの効いた雑誌で活躍する2人組シンクロドッグズが故郷ウクライナを撮影。旅をルーツに持つメゾンならではのフォトアルバム。(各¥6,270/ルイ・ヴィトン)

VALENTINO

『A Magazine #20 – Curated by Pierpaolo Piccioli
– Roma Dolce Vita Art & Beauty』
Bruce Gilden

毎号デザイナーたちが丸々1冊責任編集するユニークな雑誌の最新号は、ヴァレンティノのクリエイティブディレクター、ピエールパオロ・ピッチョーリがキュレーションを担当。ローマを舞台にしたファッションストーリー、ピッチョーリのアイデアノート、ジョエル・マイロウィッツやブルース・ウェーバーの撮り下ろし写真など、一流スタッフによる豪華な構成。本人撮影のポートレートも必見!(€22/KD PRESSE)

LOEWE

『LOEWE Classics』

2018年秋冬の広告キャンペーンと連動した、ジョナサン・アンダーソン選による古典小説6冊セット。スティーブン・マイゼルの写真とファブリックの装丁が名作をモダンに昇華する。ラインナップは、『嵐が丘』(英)、『ドン・キホーテ』(西)、『ドラキュラ』(英)、『ドリアン・グレイの肖像』(英)、『ボヴァリー夫人』(仏)、『闇の奥』(英)。(¥69,000/ロエベ)

*記事は2020年10月12日時点の情報です。現在は価格や在庫内容等が変更となっている場合があります。

GINZA2020年11月号掲載

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