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日本初の大規模個展。フィンランドの女性画家「ヘレン・シャルフベック―魂のまなざし」展が開催中。

  • 2015.6.30
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《黒い背景の自画像》1915年 油彩・カンヴァス フィンランド国立アテネウム美術館Herman and Elisabeth Hallonblad Collection, Ateneum Art Museum, Finnish National Gallery/Hannu Aaltonen   

上野の「東京藝術大学大学美術館」では、現在、フィンランドを生きた女性画家の軌跡をたどる展覧会「ヘレン・シャルフベック―魂のまなざし」を開催中だ。日本でヘレン・シャルフベック(1862~1946)の大規模個展が開催されるのは同展が初めて。19世紀末から20世紀初めに活躍したフィンランド女性画家の作品の全貌に、5つのセクションで迫る。

11歳で絵の才能を見いだされ、後に奨学金を獲得してパリに渡ったシャルフベックは、パリでマネやセザンヌ、ホイッスラーといった画家たちから強い影響を受ける。フィンランドに帰国後は母親の介護をしながらヘルシンキ近郊の街で絵画制作を続け、自分のスタイルを展開。これ以降のシャルフベックの作品からは、17世紀のエル・グレコに学んだ作品など、美術雑誌からインスピレーションを得ようとしていたことがわかる。また、彼女は新しい技法を試すかのように、斬新なスタイルの自画像を多数制作してきた。7月10日(金)がシャルフベックの誕生日であることを記念し、7月11日(土)に東京藝術大学大学美術館1階の大浦食堂にて、フィンランドとアートにまつわるトークセッションを実施。「フィンランドの風土と人々を語る~フィンランドが生んだシャルフベック」と題し、ウッラ・キンヌネン氏(フィンランドセンター文化・コミュニケーションマネージャー)×佐藤直樹氏(東京藝術大学准教授)×日沼禎子氏(女子美術大学准教授)による、フィンランドとアートにまつわるトークセッションを開催するとともに、セッション後は、パティシェ イナムラ ショウゾウのシェフ稲村省三氏がつくる特製バースデーケーキを参加者に振る舞い、シャルフベックの誕生日を祝う。

「ヘレン・シャルフベック―魂のまなざし」 

会期/~2015年7月26日(日)

会場/東京藝術大学大学美術館 本館 展示室3、4

開催時間/10:00~17:00

・入館は16:30分まで)

休館日/月(ただし、7月20日(月・祝)は開館)、7月21日(火)

観覧料/一般1,500円、高校・大学生1,000円(中学生以下は無料)

http://helene-fin.exhn.jp/

問い合わせ先/ハローダイヤル 03-5777-8600

トークセッション「フィンランドの風土と人々を語る~フィンランドが生んだシャルフベック」

開催日時/2015年7月11日(土)

・13時より大浦食堂にて整理券配布開始 

・トークセッション 14:00~(登壇:ウッラ・キンヌネン氏/佐藤直樹氏/日沼禎子氏)

・ケーキ登場  15:20頃~(パティシェ  イナムラ  ショウゾウのシェフ稲村省三氏特製バースデーケーキ)

定員/先着80名

・聴講料無料、本展覧会の観覧券が必要。半券でも可

会場/東京藝術大学大学美術館1階  大浦食堂 東京都台東区上野公園12-8

参照元:VOGUE JAPAN

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