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『ワイルド・スピード』ドム役、「これは道端から、コンクリートから生まれた」シリーズ完結についての思い

  • 2021.6.15

『ワイスピ』シリーズでドミニクを演じるヴィン・ディーゼルが、シリーズ完結について思いを語った。(フロントロウ編集部)

2001年から愛され続ける『ワイスピ』

シリーズ9作目となる『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』の日本公開を8月6日に控えている『ワイルド・スピード』シリーズは、11作目でのシリーズ完結が決定している。

3作目から6作目の監督を務め、9作目から11作目でカムバックしたジャスティン・リン監督は、『ジェットブレイク』はファイナルチャプターの1作目で、10作目と11作目は2部作というカタチになるとしている。

監督によると、シリーズを完結させるという考えは、ドミニクを演じるヴィン・ディーゼルとの会話のなかで出たものだそう。シリーズが完結することについて、「すべての物語は、それぞれのエンディングを与えられるべきだ」とプレスインタビューで明かしていたヴィンは、先日、米AP通信のインタビューでファンの気持ちに理解を示したうえでこう話した。

画像: 2001年から愛され続ける『ワイスピ』

「みんなは、シリーズが終わる必要はないと感じると分かっている。しかし、すべての良いものは終わるべきなんだ。最後には意味がある。このシリーズはそれに値する」

ヴィンによると、彼の娘は『ワイルド・スピード』シリーズが完結すると知った時に泣いてしまったそう。家族にとっても大きなものとなっていたシリーズが終わりを迎えることに、ヴィン自身が悲しくないわけはないが、彼はこう続けた。

「このシリーズは道端から、コンクリートから生まれた。世界はこの勝ち目のない奴らを支持し、他の映画シリーズを越えるまでにしてくれた。でも、このシリーズには魂があり、その魂は休まなければ」

2001年に第1作目が公開されたストリートカーレースアクションの『ワイルド・スピード』は、その後大きな規模の作品へと変化を遂げ、9作目では宇宙進出。主演のポール・ウォーカーが不慮の事故で突然この世を去るという悲しい出来事もあったシリーズは、11作目で完結する。

(フロントロウ編集部)

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