1. トップ
  2. ライフスタイル
  3. なるようになる!パフォーマンスを上げるのは 「あるがまま」の自分を出すこと

なるようになる!パフォーマンスを上げるのは 「あるがまま」の自分を出すこと

  • 2021.6.15
  • 812 views
出典:シティリビングWeb

「あるがまま」と「ありのまま」の違いはご存じでしょうか?

字義通りに比較してみると、下記のように

あるがまま:今ある状態のとおり

ありのまま:実際にあるとおり

…あまり違いが感じられませんよね? アナ雪人気で「ありのままで~♪」のフレーズが有名になりましたが、「あるがまま」とは、筆者の独断と偏見ですが、

「どうにもならないことをどうにかしようとしない」ことなのです。

心理療法で有名な「森田療法」のコア概念に「あるがまま」という考え方があります。

ご自身のメンタルヘルスを健康に保つための重要な心構えとして、参考になれば幸いです。

メンタルヘルスを良好に保ち、今ある目の前の職務に誠実に

長期化するコロナパンデミックの非常事態下において、働く大人である私たち一人ひとりが「自分だけの力や努力ではどうすることもできない」自然災害(ある意味人災?)渦中において、無力感や無気力感に囚われてしまうことが少なくありません。

うつ病や不安神経症、パニック障害などの精神的な問題を抱えるビジネスパーソンも多く、職場で最高のパフォーマンスを発揮するには心身ともに健康であり続ける必要があります。

解決方法のある無しに関わらず、何らかの状況によって解決に至らない課題が山積している現代。働く大人たちの健康を蝕む主要因が「あきらめ・自暴自棄・疲弊感・徒労感・過労」ではないでしょうか? 筆者もサイレントマジョリティと言われる人の声に耳を傾けたりしてはおりますが、なすすべなく分断社会が広がっていきます。

病は気からと古くから言われていますが、「気力」を奪う見えない敵である感染症に、多くの命が奪われていきます。誰一人としてその影響を受けていない人はいません。だからこそ、「あるがまま」の状態で、ご自身のメンタルヘルスを良好に保ち、今ある目の前の職務に忠実に誠実に向き合ってみて欲しいのです。

「不安」は、より良く生きたいという欲望の裏返し

大変でない人はいません。命の危機に直面していない人はいません。理不尽さは簡単には解消されません。しかし、森田療法の考え方によれば、「不安」は、より良く生きたいという生への欲望の裏返しです。「今」を生きる私たちは、より良く生きたいという本質的な希望を持って働いています。「ありのまま」の現実を受け入れ、「あるがまま」に働くことが健全なあなたの未来のために有効なのです。

悩んでいる自分も、不安がっている自分も、おちこぼれている自分も、泣いている自分も、全て自分。命があるだけ儲けもの。100回失敗したとしても、100回分の挑戦をしたんだと前向きに考え、今の自分にできることを実直にやり続けて欲しいのです。

他人との比較を止め、あるがままの等身大の自分が納得できる働き方心がけましょう。

苦しいときほど、あるがままに働くことで、メンタルヘルスを良好に

あなたの職場は、今どんな状態にありますか? 何かに囚われて、不幸の無限ループに陥っていたりしませんか? 健康を害してまで働くのではなく、勇気ある撤退をすることもときには必要ですし、ベストを尽くすというシンプルな考えで、できることはやり、やるべきでないことは辞めるという選択をしてみてください。

キャリアカウンセリング界で有名な「レンガ積みのメタファー(比喩)」があります。土の中に埋もれてしまって誰からも認められることもなく、気づかれることもない小さな一つのレンガだとしても、実は壮大な大聖堂をしっかりと支えているのです。苦しいときほど、あるがままに働くことで、メンタルヘルスを良好に保つことができます。不安や悩みに囚われず、喜びと感謝で誠実に働くと病気もあなたから逃げていき、自ずとパフォーマンスも発揮できるのです。今が最もしんどい最終コーナー。愚直に漸進しましょう。

元記事で読む
の記事をもっとみる