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『クルエラ』でディズニー実写映画初のLGBTQ+キャラを演じるジョン・マクリーが麗しい

  • 2021.6.12
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エマ・ストーン主演の『クルエラ』でディズニー実写映画としては初となるLGBTQ+であることをカミングアウトしているキャラクター「アーティ」を演じた俳優のジョン・マクリーってどんな人? (フロントロウ編集部)

個性派ぞろいの『クルエラ』で輝きを放つLGBTQ+キャラ

ディズニーの名作アニメーション映画『101匹わんちゃん』に登場するヴィラン、クルエラ・ド・ヴィルの若き日を描いた実写映画『クルエラ』。1970年代のロンドンを舞台にファッションデザイナーとして成功することを夢みるエステラが、その身に降りかかる数奇な運命に立ち向かいながら、よりワルく、賢く、妖しい魅力を放つ”クルエラ“として覚醒していくストーリーを追った同作は、5月28日の劇場公開(日本では5月27日から劇場公開)から記事執筆現在までの世界興行収入が4790万ドル(約52億円)を突破(※)。劇場公開にくわえてディズニーの動画ストリーミングサービス、ディズニープラス(Disney+)のプレミアアクセスでも配信され、一般視聴者はもちろん批評家たちからも高い評価を得ている

※Box Office Mojo集計

映画『ラ・ラ・ランド』でアカデミー賞主演女優賞を獲得したエマ演じるクルエラと対峙する悪役バロネスには映画『ハワーズ・エンド』でアカデミー主演女優賞を受賞したエマ・トンプソンが扮し、クルエラの相棒のジャスパー役には映画『イエスタデイ』のジョエル・フライ、ホーレス役には映画『ザ・ファイブ・ブラッズ』のポール・ウォルター・ハウザー、バロネスの執事ジョン役には映画『1917 命をかけた伝令』のマーク・ストロング。

実力派の役者たちが脇を固めるなか、ディズニー実写映画としては初めてクィアであることをカミングアウトしているオリジナルキャラクター(※)の「アーティ」を演じ、確かな存在感を発揮したのがイギリス出身の俳優ジョン・マクリー。

※2017年公開のディズニー実写映画『美女と野獣』で俳優のジョシュ・ギャッドが演じたル・フウはゲイだが大々的に公表はしていないという設定。

画像: 個性派ぞろいの『クルエラ』で輝きを放つLGBTQ+キャラ

ジョンが演じるアーティは、クルエラが衣装を物色するために訪れたヴィンテージショップの店員として登場し、すぐに意気投合。クルエラの創作活動や秘密の計画に加担する一味となる。

台詞や出番はそこまで多くはないものの、シンガーの故デヴィッド・ボウイを彷彿とさせる個性的でジェンダーレスなグラムロック・ファッションや、片目だけアイラインを施したエッジ―なメイクといった独特な風貌や立ち居振る舞いで見る人を一瞬で惹きつけるアーティ。

アーティを演じるジョンって一体どんな人? 素顔はキャラクター以上に麗しかった!

9歳でステージデビュー 舞台俳優として経験を積む

イギリス・ハンプシャー州生まれのジョンが演技に魅了されたのは子供のころ。姉と一緒に演技教室に通い始め、初舞台を踏んだのは9歳の頃だった。12歳で地元のシアタースクールに入学すると、めきめき頭角を現し、16歳でロンドンにある名門舞台術教育機関イタリア・コンティ・シアターアーツ・アカデミーに通う権利を手にする。

ドラッグクイーンの高校生を演じた作品でブレイク

『サウンド・オブ・ミュージック』や『王様と私』など、さまざまなミュージカルに出演し、経験を積んだジョンの転機となったのは、2017年に初演が行なわれた『エブリバディズ・トーキング・アバウト・ジェイミー』。

画像: ドラッグクイーンの高校生を演じた作品でブレイク

2011年にBBCによって放送されたドキュメンタリーを原作に、16歳の高校生が周囲の偏見を乗り越えてドラッグクイーンとして生きていくまでを描いた同作で主人公を演じたジョンは、ワッツオンステージ・アワードのミュージカル部門の最優秀主演俳優賞のほか、数々のアワードを受賞した。

テレビドラマや映画でも活躍

舞台やミュージカルを得意とするジョンだがテレビドラマや映画にも出演。近年では、2019年に配信が開始した日本人俳優の平岳大と窪塚洋介らも出演する日英を舞台にしたNetflixのオリジナルシリーズ『Giri/Haji』のほか、BBC OneとNetflixが共同製作したドラマ『ドラキュラ伯爵』にも出演。今後公開予定のスリラー映画『She Will(原題)』のキャストにも名を連ねている。

ゲイを公表している

『クルエラ』でクィアであるアーティを演じるジョンもLGBTQ+コミュニティの一員。ゲイであることを公表している。

ジョンは、自身が演じたアーティというキャラクターについて、劇中ではアーティがクィアだというセリフは登場しないものの「誰に聞くかによって答えはさまざまかもしれない。でも、僕にとって彼はクィアだよ」と英Attitudeに明言。

画像: ゲイを公表している

「アーティの社会的な側面は見えないから、彼が恋に落ちたりする場面は見られない。あまりあからさまではないけど、彼のライフスタイルはファビュラスだし、彼は自分の人生を愛してる。彼を演じるのはすごく楽しかったよ」とも話している。

ちなみにジョンが台本の初版をもらった時点では、アーティはジェンダーレスなファッショニスタというよりも、ドラッグクイーン(女装家)という設定だったそう。

シンガーとしての才能も 『クルエラ』のサウンドトラックに歌声が収録

ミュージカルを中心に活動してきたジョンは歌唱力も抜群。ロックの名曲がずらりとラインナップした『クルエラ』のサウンドトラックには、じつは、ジョンがアーティストとして参加した楽曲が収録されている。

ジョンが担当したのは、イギー・ポップがボーカルを務めたバンド、ザ・ストゥージズの「I Wanna Be Your Dog」のカバー。

レコーディングは、あのビートルズも愛したアビー・ロード・スタジオで行なわれたそうで、ジョンは「こんな仕事をさせてもらえるなんて! イギー・ポップが歌った曲を、業界最高のミュージシャンたちと演奏できるなんて!って信じられない思いだったよ」と米Comicbook.comに興奮を語った。

SNSはやらない!ミステリアスな人物

28歳のジョンはあまりプライベートについて多く語らず、さらにツイッターやインスタグラムといったSNSのアカウントも持っていない。

なぜSNSに手を出さないのか明確な理由は語っていないけれど、2018年に応じた『エブリバディズ・トーキング・アバウト・ジェイミー』の公式インタビューでは、公演後にファンと一緒に撮った写真がSNSにアップされるのを見て気まずい思いをするのが嫌だからだと示唆している。

画像: SNSはやらない!ミステリアスな人物

映画『クルエラ』について、「たくさんの人たちに観てもらうのが楽しみ。ディズニー映画以外でも、こんな映画は今までなかった。唯一無二の作品だと思うよ」と太鼓判を押しているジョン。『クルエラ』は、すでに続編の制作も決定しているけれど、続編ではジョンが演じるアーティの出番が増え、人物像についてももっと深く描かれることに期待! (フロントロウ編集部)

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