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【鹿児島・与論島】エメラルドグリーンの絶景を存分に味わう旅時間

  • 2021.6.11
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鹿児島県南部に位置する奄美群島の中で最も南、沖縄本島から約20km程の海に浮かんでいるのが「与論島(よろんとう)」です。映画『めがね』の舞台にもなったこともあるこの島は、海の美しさは国内トップクラス。他にも「与論城跡」など、島の歴史に関連するスポットや、昨今話題のスーパーフードである「モリンガ」を使ったご当地グルメなど注目ポイントが溢れています。

島中の至る所で見られる海の絶景

与論島の最大の魅力は、やはりその海の美しさ。船や飛行機で島に到着するタイミングで、すでにその片鱗を感じるほど、島中どこに行っても美しい海の絶景を楽しめます。

【鹿児島・与論島】エメラルドグリーンの絶景を存分に味わう旅時間

美しいビーチの情景や、島のゆるやかな空気感が印象的な映画『めがね』は、この与論島で撮影された作品。映画を観て与論島に行ってみたい、と思った方も多いかもしれません。まずはその海を堪能できるスポットからチェックしていきましょう。

まず紹介するのは、映画の舞台として登場する「トゥマイビーチ」。島の北部に位置していて、白い砂と透明度の高い海が印象的なスポットです。さらに、ゴツゴツした大きめの岩が転がっていて、そのコントラストも魅力の一つ。映画のファンはまず訪れておきたいスポットでしょう。

【鹿児島・与論島】エメラルドグリーンの絶景を存分に味わう旅時間
【鹿児島・与論島】エメラルドグリーンの絶景を存分に味わう旅時間

他にも、与論島には“運が良くないと見られない”と言われる「百合ヶ浜」というビーチが存在します。与論島最大のロングビーチである「大金久(おおがねく)ビーチ」の沖合に自然発生する砂だけの島のことで、見られるのは中潮〜大潮の干潮のタイミングのみ。さらに天候にも左右されるため、1ヶ月の内に見られる回数は数えるほどで、現れたとしても数時間で消えてしまいます。

【鹿児島・与論島】エメラルドグリーンの絶景を存分に味わう旅時間

もう1つ要チェックのビーチが、港や空港から近く、島の中心街から歩いて10分ほどの場所にある「ウドノスビーチ」です。すでに紹介した2つのビーチにも負けないほどの、美しいエメラルドグリーンの絶景を堪能でき、ビーチの奥には巨大な岩がいくつもそびえ立ち、干潮時にはその隙間を歩いていくことも可能。

【鹿児島・与論島】エメラルドグリーンの絶景を存分に味わう旅時間

海風の影響を受け、荒々しい岩の間から海水が入ってきている様子は、離島ならではの壮大な秘境感に溢れています。島内には、紹介した3つのビーチ以外にもエメラルドグリーンの絶景を楽しめるスポットはたくさん。散策しながら、自分好みの場所を探してみましょう。

「与論城跡」で島の歴史を感じる

島の北側はほとんど平坦な土地ながら、南側はかなりの急勾配が目立つ与論島。その高台にあるのが「与論城跡」です。

【鹿児島・与論島】エメラルドグリーンの絶景を存分に味わう旅時間

かつての三山時代、沖縄本島が3つに分かれていた際に「北山王国」に属していた与論島。与論城はその際に築城が計画されたものの、結局完成には至らなかったお城になります。現在では石垣が残るのみですが、西側の海を眺めるのに最適なビュースポットとして有名で、晴れていれば海の向こうに沖縄本島を望めます。

【鹿児島・与論島】エメラルドグリーンの絶景を存分に味わう旅時間

また、与論城跡の近くには、「地主(とこぬし)神社」や与論島の文化や自然のことをまとめて学ぶことができる「サザンクロスセンター」も。ぜひ一緒に訪問し、与論島の歴史をより深く探ってみましょう。

美味しい海の幸、スーパーフード「モリンガ」も見逃せない

最後に紹介するのは与論島のご当地グルメ。ぜひ押さえておきたいのが、近年少しずつ注目され始めているスーパーフード「モリンガ」を使った料理になります。

【鹿児島・与論島】エメラルドグリーンの絶景を存分に味わう旅時間

▲見た目は太めの茶そばのような「モリンガ麺」はモチモチとした食感が特徴

「モリンガ」はインド原産の植物で、栄養価の高さと栄養バランスの良さからスーパーフードとして活用されている食材。国内では奄美や沖縄を中心に栽培されています。与論島もモリンガを育てるのに適した環境であることから、島内の飲食店ではモリンガ麺(上写真)やモリンガティーなどのメニューを提供。ご当地グルメとしても注目されているので、訪問の際にはチェックしてみてください。

また、奄美群島の中でも最南に位置する与論島は、自然面においても文化面においても、沖縄との類似点も多数。

【鹿児島・与論島】エメラルドグリーンの絶景を存分に味わう旅時間

そのため、沖縄料理の定番食材である「島らっきょう」や「ゴーヤ」を使ったメニューや近海で獲れる新鮮な魚介類の刺身など、さまざまな食事を味わえます。

車があれば1時間ほどで一周できてしまうくらい小さな島ですが、見どころ溢れる与論島。

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奄美と沖縄、両方の特徴を併せ持っているので、じっくりとその魅力を探してみてくださいね。<text&photo:岡本大樹>

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