「牛めしの3倍以上…！？」松屋の“一番高いメニュー”を食べてみた、正直レビュー

看板商品の「牛めし」だけでなく、各種定食やカレーなど豊富なメニューを取り揃えている松屋。

手頃な価格でお腹いっぱいになれる…そんなイメージを持っている方も多いと思いますが、逆に“高額商品”はなんなのか、意外とご存知ないのではないでしょうか？

そこで今回は、松屋で“一番高いメニュー”をピックアップ。実際に食べた感想をレポートします。

現在（2021年6月17日執筆時時点）、松屋で“一番高いメニュー”が、コチラの「青椒肉絲（チンジャオロース）定食ポテサラセット（ダブル）」です。

定番の「牛めし」（並盛・税込320円）や関東地方を中心に販売されている「プレミアム牛めし」（並盛・税込380円）に対し、なんとその価格は1,150円（税込）！ゆうに3倍を上回っています。

※価格は編集部調べ

中華料理の定番「青椒肉絲（チンジャオロース）」が、松屋で販売されたのは今回が初めて。

そのため、「松屋で中華？」と不思議に思われる方も多いと思いますが、実は同社のルーツは創業者が1966年に始めた『中華飯店「松屋」』。そう、もともと中華料理店だったんです。だからこそ、同社は中華メニューの商品開発にも注力しているそうですよ。

開封すると、甘辛いいい香りをただよわせながら「青椒肉絲」がお出まし。たっぷりの牛肉と、黄、赤、緑の色あざやかなパプリカ、そして玉ねぎが入っています。

なお、どうやら「青椒肉絲」の定番食材の1つ「たけのこ」は入っていない様子。筆者はたけのこが大好きなので、ちょっぴり残念に思ってしまいました。

しかし、ボリュームは全く文句なし。気を取り直して電子スケールにのせてみたところ、数値は332gを記録。容器が10gほどなので、「青椒肉絲」だけで322gもありました。

「青椒肉絲」は、中国では一般的に細切りにした豚肉を使用するそうですが、松屋がチョイスしたのは細切れの牛肉。オイスターソースが効いた特製ダレがしっかり絡んでおり、一口ごとにジューシーな味わいが楽しめます。

パプリカのほのかな苦味と玉ねぎの甘みも、この特製ダレと相性抜群。カリッとした牛肉とはまた異なるジャクジャクとした食感も楽しくて、箸がどんどん進みます。

それにしても量が多い！ 300gオーバーのボリュームはだてではなく、二口、三口と食べ進めても底がまったく見えません。

しかし、おかずよりもすごかったのが「ライス」。並盛・大盛・特盛の、どれを選んでも同じ価格だったため特盛にしたのですが…。

電子スケールに表示された重量は、「青椒肉絲」のそれをだんぜん上回る452g（※容器の重量（12g）を抜いた数値）。両者を合わせると774gと、成人男性でも完食するのがなかなか厳しいボリュームです。

「青椒肉絲」は濃いめの味つけなので、「ライス」との相性はもちろん抜群。容器にたまった特製ダレごとぶっかけて「即席青椒肉絲丼」としていただくのもおすすめです。

「ポテトサラダ」と「生野菜」は箸休めにありがたい存在。ちなみに、松屋のホームページによると「青椒肉絲」と「生野菜」を合わせると、一日に必要な野菜の半分（※）を摂取できるそうですよ。

すると、「ダブル」にした場合は一日に必要な野菜のだいたい2/3くらいでしょうか？こちらのセットだけで、本日分の野菜はほとんど達成できたようです。

（※厚生労働省が推奨している摂取量350g）

松屋で“一番高いメニュー”は、野菜がたっぷり入った定番中華をメインにすえた「青椒肉絲定食ポテサラセット（ダブル）」でした。

残念ながら、この商品は5月25日から期間限定で登場している商品。現時点（6月17日）でホームページに販売終了予定日は記載されていませんが、販売開始からまもなく一週間が経過します。気になる方は、お早めにチェックした方が良さそうです。

筆者：松本陸杜／ライター

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