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派手な→華やかな。では「失敗した」は何て言う? 印象をよくする「ことば選び」

  • 2021.6.9

余計なひとことで相手を不快にさせてしまったり、うっかり失礼な発言をしてしまったり、「あの時のことばを、なかったことにしたい!」という経験は、誰しもあるのでは? 一度口に出してしまったことばは元に戻せない。それなら、やらかす前に、「ことば選び」の練習をしておくのが吉だ。

6月3日、『ポジティブことば選び辞典』『上品なことば選び辞典』(ともに学研プラス)が発売された。

「ことば選び辞典シリーズ」は「薄い、軽い、小さい、でも有能!」でお馴染みの、表現のもどかしさを解消できる辞典だ。シリーズ累計90万部を突破する人気ぶり。

新シリーズの『ポジティブことば選び辞典』は、人の性質や物事を、前向きに捉えることばに言い換えるための辞典だ。

例えば、洋服や持ち物をほめるときに、「派手な」ということばを使うと、誤解されることも。そんな時には、「華やかな」と言い換えると、相手に好意的な気持ちが伝わる。

また、失敗したときには「勉強になった」という表現を使う。失敗から学んだという、物事を肯定的に捉えている印象を与えることができる。

「つまらないもの」は「心ばかりのもの」、「すぐ顔に出る」は「表情豊か」。ちょっとした言い換えが、相手への気遣いに変わる。

ことば選びに表れる大人の気遣い

続いて、『上品なことば選び辞典』。普段なにげなく使うことばを、改まった場にふさわしい表現に言い換えることができる。

例えば、「帰る」→「お暇する」、「金欠」→「手元不如意」など。なかなかすぐには出てこない表現だが、「そろそろ帰ります」ではなく、「そろそろお暇いたします」と言うと、やわらかい印象を与える。さらっと使いこなせると一目置かれそうだ。

手のひらサイズなので、カバンの中に入れておいて空き時間にサッと確認することができる。また、1ページで完結するので、ストレスなく読み進められる。

日常のことば遣いは、きっかけがないと変えられない。そしてその「きっかけ」は、たいてい何か「やらかして」しまったときだ。ことばで相手を傷つけることなく、どんな場面でもスマートな受け答えができるよう、時間のあるうちに読んでおきたい。

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