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【ノンシュガー】は英語で通じる?通じない?

  • 2021.6.5
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砂糖などの糖分を含まない事を意味する【ノンシュガー】は英語で通じる?通じない和製英語?

「ノンシュガー」は英語で【通じない】

砂糖が入っていないお菓子や飲み物などに記載されている事が多い「ノンシュガー」という表現は英語では通じない和製英語です。

砂糖が無いんだから[non sugar]でも良さそうな気がしますが、「ノンシュガー」は英語で[sugar-free]と表現します。

シュガーがフリーって事は沢山入ってるんじゃないの?と思う方もいるかもしれませんが、ここで使われている[-free]は「~の無い・~免除の」という意味です。

例えば、外国人旅行者向けの免税店には大きく[DUTY-FREE]と書かれていますが、これは「税が無い・税が免除される」というニュアンスで「免税」を表現しているんですね。

例文として、「この飲み物はノンシュガーです。」は英語で[This drink is sugar-free.]などと表現出来ますよ。

日本では、砂糖を使っていない事を表す「砂糖不使用・無糖・ノンシュガー・シュガーレス・糖類ゼロ」などと言う言葉がありますが、食品に使われる言葉としては食品表示法に基準があり、「砂糖不使用」は「製造・加工で砂糖を使用していないもの」、「ノンシュガー・シュガーレス・無糖・糖類ゼロ」は「食品中の単糖類・二糖類が0.5%未満(100g中0.5g未満)」という違いがあります。

果物や根菜など、元々の食品に糖が多く含まれていたとしても、製造において砂糖を使っていなければ「イチゴの砂糖不使用ジャム」などが出来る訳ですが、果物や野菜本来の糖分が0.5%以上含まれていれば「無糖・ノンシュガー」とは表記出来ないんですね。

最近では、ノンシュガー・糖類ゼロと表記されているものにも非糖類の人口甘味料が使われた甘い商品も多く、「ノンシュガー・糖類ゼロ」だからと言って「糖質ゼロ・甘くない」事を意味する訳ではないという事は覚えておきましょう。

ちなみに、英語で[non-sugar]と言ってしまうと、「非糖類(の甘味料)」という意味になり、人工甘味料(artificial sweetener)の「ステビア:stevia」や「アスパルテーム:aspartame」などを連想されやすい事を覚えておきましょう。

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