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【重要】アンチエイジング情報最前線!米国皮膚科学会推奨の紫外線対策を教えます!

  • 2021.6.4
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夏が近づくと、気になる紫外線対策。
あなたはきちんと対策していますか??
なぜ、紫外線対策は必要なのでしょうか。

アンチエイジングで最重要! 米国皮膚科学会も推奨する紫外線対策。

「色白でいたいから…」
「日に焼けたくないから」
などと思って紫外線対策をしているあなた。
実は紫外線対策の目的は、美白だけではありません!
紫外線対策をする上で最も重要なポイントはアンチエイジング対策です。
紫外線を長年浴び続けることによって、加齢による「自然老化」ではなく「光老化」が起こるのです。
なんと老化の原因の80%が紫外線による光老化によるものという報告も!
米国皮膚科学会の提唱する『早期老化を防ぐ11のポイント』でもトップにくるのが紫外線対策です。
1:毎日太陽から肌を守る
2:焼けた肌の演出は、日焼け風に見せる化粧品を塗って
3:禁煙する
4:同じ表情を続けない(シワができやすくなる)
5:バランスの良い食事を
6:飲酒量を減らす
7:運動する
8:やさしく洗顔する
9:洗顔は1日2回
10:保湿ケアはきちんとする
11:刺激の少ない化粧品を使う
(出典:米国皮膚科学会HP『11 WAYS TO REDUCE PREMATURE SKIN AGING』https://www.aad.org/public/everyday-care/skin-care-secrets/anti-aging/reduce-premature-aging-skin)
1・2番目にきているのが、紫外線を浴びることへの警鐘となっています。
アンチエイジングを考えた時に、紫外線対策がいかに重要視されるべきかわかりますね!
紫外線の影響は、シミ・シワ・たるみといった美容に関するものから、皮膚がんや白内障の原因になる、免疫機能が低下するなど、全身の健康にも影響することが報告されています。
美白を重視する女性だけでなく、老若男女問わず紫外線対策は重要なのです。

そもそも、紫外線ってなに?


私たちの体にさまざまな影響を与える紫外線とは、いったいどういうものなのでしょうか?
まずは太陽光について確認してみたいと思います。

太陽光に含まれる各光線の特長

UV-C
[波長(nm)]190~290
[特長]エネルギーが強いがオゾン層で吸収され地表には届かない。殺菌力が高く、空気清浄機などにも利用される。
[対策]通常、地表には届かない

UV-B
[波長(nm)]290~320
[特長]炎症性の紅斑(サンバーン)を引き起こす。皮膚の免疫機能を低下させたり、DNA損傷させたりすることから、長期間浴びることで皮膚がんの原因となる。
照射量は夏にピークを迎え、冬は比較的少なく、12月は7月の1/5程度となる。
[対策]雲を通過するので曇りの日でも対策が必要。ガラスはほぼ通過しない。防御効果はSPF(1~50までの数値、50以上のものは50+)で表される。

UV-A
[波長(nm)]320~400
[特長]皮膚の深部まで到達し、淡色メラニンを濃い色に変化させ、皮膚を黒化させる作用(サンタン)がある。長期間浴びることで皮膚の老化(ハリや弾力の低下)を促進させる。
照射量の季節による変動は比較的少なく、冬季でも夏季の1/2程度にとどまる。
[対策]雲を通過するので曇りの日でも要対策が必要。ガラスも通過するので、屋内にいるときでも要注意。防御効果はPAとして+の数(4段階)で表される

近赤外線
[波長(nm)]780~2500
[特長]地表に届く太陽光の約半数を占める。体を温める・血行促進などの効果もあるが、肌の糖化を促進するなど光老化への影響が研究報告されている。
[対策]数値での規定はないが、近赤外線に対応した日焼け止めやメイク品、衣類、サングラスなどが販売されている

曇りの日でも、家の中にいても紫外線が届くというのはちょっと意外ですね。
また、1年間で照射量は変わっても紫外線が届かなくなるわけではありません。
冬でも油断は禁物、紫外線対策を忘れないようにしましょう。

日焼け止めだけじゃない! 紫外線対策の大切なポイント


紫外線対策先進国オーストラリアで推奨されている紫外線対策のスローガン、5Sについてお話ししたいと思います。
1.Slip on a shirt(長袖のシャツを着よう)
紫外線を通しにくい色の濃い物や、生地が厚めのもの、目の細かいものを選ぶのがコツ。紫外線防止加工をしてある服を選ぶのも◎です。
2.Slop on the sunscreen(日焼け止めを塗ろう)
日常生活を送る場合はSPF20~30、PA++前後、屋外レジャーを楽しむときはSPF50+ PA++++を使うなど、TPOに合わせて選ぶのがポイント!
使用の際は使用量をしっかり守ることと、どうしても汗や擦れで取れてしまうので、数時間おきに塗り直すことが大切です。
3.Slap on the hat(つばの広い帽子を被ろう)
7センチ以上つばがあるものが◎。また、焼けやすい首の後ろを守るためにもキャップではなくハットタイプがおすすめ。
4.Seek shade (日陰を探そう)
日陰に入れるときは日陰に入りましょう。陰がないところへ行くときは日傘を差すのもおすすめ。
5.Slide on some sunglasses(サングラスをかけよう)
肌だけでなく目も紫外線によるダメージを受けます。特に屋外レジャーに出かける際は、サングラスを忘れないようにしましょう。

美肌のためにも、若々しくいるためにも、そして健康のためにも重要な紫外線対策。
日焼け止めを塗るだけでなく、太陽光を浴び過ぎないように心がけることが大切なのですね。
日焼け後のヒリヒリやシミ、シワ、たるみといったさまざまな肌悩み。
体や目へのさまざまなダメージ。
起こってからでは遅いです。
あらかじめ紫外線対策をしっかりおこなって、肌やカラダを守りましょう!

[文:キレイ研究室研究員 船木(化粧品メーカー研究員・サプリメントアドバイザー・健康管理士一般指導員・健康管理能力検定1級)]

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