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『馬医』の歴史解説!朝鮮王朝時代にとって馬は欠かせない存在だった

  • 2021.6.1

テレビ東京の韓流プレミアで放送中の時代劇『馬医』。主人公のペク・クァンヒョンを演じているのは俳優のチョ・スンウだ。

この『馬医』も含め、朝鮮王朝時代を舞台にした時代劇にはかならずと言っていいほど馬が登場する。

それもそのはずである。朝鮮王朝時代に馬は交通手段として使われたり、献上品としても大事な役割を担っていた。

高麗時代に元の侵攻を受けたことで、朝鮮は中国に定期的に馬を献上しなければならなかった。その献上馬は、漢字で貢ぐ馬と書いて「貢馬(コンマ)」と呼ばれている。

この「貢馬」は状況によって呼び名が異なっており、毎年納める馬を「歳貢馬(セコンマ)、3年ごとに納める馬を「式年貢馬(シンニョンコンマ)」などがある。

(写真=韓国MBC『馬医』ポスター)
今後の展開に注目

ドラマの第6話では、清に献上する馬が病気になってしまい、俳優イ・ヒド扮するクァンヒョンの命の恩人である馬医のキベは、その責任を押し付けられて投獄されてしまう。

真の使節団が到着するまでに馬を治さなければ清との関係が悪化する中で、自分が鍼で治療するとクァンヒョンが申し出たのだった。

とにかく、朝鮮王朝では様々なところで活躍していた馬は本当に重要な存在だった。それだけに最下層の身分ではあったが、馬の治療をする馬医の存在も重要だったのではないかと思う。

物語が進むたびに馬医として成長していくクァンヒョン。彼が今後の展開でどのような存在になっていくのかが興味深い。

そして、少年時代に初恋の相手だったカン・ジニョン(少女時代のときの名前はヨンダル)との関係はどうなるのか。

これからどんどん面白くなっていくと思う『馬医』。次回の放送をワクワクしながら楽しみに待っていよう。

文=大地 康

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