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勉強嫌いも不登校も成績UP。中学生の「やる気」に火をつける方法とは?

  • 2021.5.29
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学校から帰ってくるとスマホやゲームに夢中で、勉強している姿を見たことがない。反抗期で親の言うことなど耳を貸さない――。そんな中学生の成績をUPさせる極意が詰まった本が今、話題となっている。

子育てアドバイザーの道山ケイさん著『親子で一緒にやるからできる 中学生の勉強大全』(主婦の友社)は、2021年3月に発売されて大反響となり、すでに5刷を重ねている。忙しい共働きの家庭でも、ポイントさえ押さえればOK。やる気ゼロから「オール4」に、「オール4」なら「オール5」を目指せる方法があるという。

本書によれば、中学生が成績を上げるためには、以下の3つの条件が揃っている必要があるそうだ。

①親子の仲がいい
②やる気がある
③勉強の効率がいい

どれも当然のことのように感じるが、言うは易しで、思春期の子どもと忙しい親が、この3つの条件をクリアするのはなかなか難しい。

本書のポイントは、「親子で一緒にやる」こと。子ども向けに成績を上げる方法を詳しく説明した本編と、親向けの別冊「勉強サポート大全」で構成されている。巻頭ページには、メソッドを実践し、成績が上がった人の成功体験を漫画で紹介している。

子ども向けのパートはオールカラーでわかりやすい。著者の道山さんは、元公立中学の教師。その経験を生かし、定期テストや高校受験対策などの点数を上げるために、計画を立てて今やるべきこと、狙う目標点数など明確に解説している。

まずは解説通りに実践することで、自分のペースがつかめてくる。基本は学校で使用している教科書やワークの繰り返しなので、高額な教材を購入する必要はない。

別冊の「親向けパート」では、子どもの勉強をサポートする方法について、ポイントを絞って解説している。家事や作業をしながら聞くことができる音声特典もついてくる。

実際に本書のメソッドを取り入れた保護者から、下記のような喜びの報告が届いている。

・勉強嫌いでスマホ依存だった子が、次のテストで113点アップ
・反抗期が激しく親と食事すらとらなかった子が、481点獲得
・不登校だった子が、学校に行けるようになり462点獲得

子どもの心の中には、親の愛情を受け止めるための器が存在するという。著者の道山ケイさんはそれを「愛情銀行」と呼んでいる。その中に愛情、通称「なかよし貯金」が貯まれば貯まるほど、親子の仲は良くなり、結果的に子どものやる気にもつながると説く。

「共働きで子どもの勉強を見てやれない」「教えようとしても言うことを聞かない」という親御さんにおススメ。まずは「なかよし貯金」を貯めるべく、本書を一緒に読むことから始めてみてはいかがだろうか。

■道山ケイさんプロフィール

思春期の子育てアドバイザー。「親を変えることで子どもの成績を上げる」プロとして活躍。また、塾なしでも必ず成績が上がる勉強法を伝授。元公立中学の教師で、教師時代に学級崩壊の地獄と学年最下位のクラスを9カ月で学年トップに変えた天国を経験。この体験から〝道山流 思春期の子育て法〟を確立。

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